YAMAHA U5 響板修理

6月になりました。最近では通勤中に所々でアジサイが咲き始めているのをみかけるようになりました。

さて、先週から引き続きYAMAHA U5の修理です。

お客様の、ピアノを徹底して直し、新しくよみがえらせてほしいという依頼から、響板の修理まですることにしました。
我々も、ヤマハのアップライトピアノを徹底して直す機会が無く、お客様の要望に応えられるように、気合を入れて頑張っています。

解体後、響板修理に取り掛かりました。
響板はピアノの心臓部とも言われるように、ピアノの音の質に関わる重要な機構です。

ピアノが置かれている環境にもよりますが、長年の温度・湿度による変化で響板割れを引き起こします。
このピアノも響板が8箇所割れていました。今回はニスを塗りなおすだけでなく、響板の割れも直します。
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まずは響板のニスを剥がし、割れていた箇所を、専用の埋め木に合う形に機械で加工します。
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完全にピッタリ合わせるために、手作業で補正していきます。
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埋め木終了後、響板塗装の為、全体にペーパーをかけて、埃を徹底して取り除いた後、ニスを塗ります。
今回は合計三回塗りました。
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