ベルトーン 修復の準備

クリスマスも終わり、新年まであと数日となりました。
クリスマスツリーに変わり、今度は門松などが飾られるようになりますね。

工房では、ベルトーン、モデルNo50の修復前の準備をしました。
ウォルナット色で2本ペダルです。

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まず最初に、毎回行う修復前の試し弾きをしました。
工房スタッフ4人がそれぞれ曲を弾きながら、どのようなピアノなのか把握します。そうする事で、修復後の変化がよく分かります。

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弾いてみると、包み込まれるような音の広がりと、深みのある音色を感じました。ただ鍵盤が軽快に動かず弾きにくく、長い年月が経過してだいぶ疲れている印象です。また、外装も汚れによりツヤが失われています。これは丁寧に磨いていくとツヤが蘇ると思います。年明けから本格的に修復がスタートしますが、内部も外装も少しずつ本来の姿に戻るよう頑張りたいと思います。

このブログも今年最後になりました。今年もピアノを通じて多くの出会いがありました。お客様それぞれにピアノとのストーリーがあり、ピアノを大切に思ってくれています。その思いに応えられるように、来年も1台1台真摯に向き合っていきたいです。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。

by志乃

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