ピアノ講師 音楽家の方

Q.なぜ当社にサービスを依頼しようと思いましたか?
A.最初は知人の紹介です。「ものすごく先生に合う人がいるから」と推薦されて。

Q.ピアノのことでその時どんなことに困っていましたか?
A.とにかく今までいい調律師さんに出会えなかったので、ずっと困っていたんですよね。今のピアノを買ったときは高校生くらいでしたが、当時の私のピアノの先生が紹介してくれた調律師さんに来てもらっていました。ですがその方が高齢のため仕事をお辞めになり、楽器店所属の調律師さんに来てもらっていました。

Q.先生とピアノとの出会いは?
A.親に強制されたから(笑)

Q.生活の中でピアノはどんな存在ですか?
A.大曲はあまり弾かなくなりましたが、普段から仕事で使っているということと、他の方から「弾いて欲しい」とお願いされたり、趣味の延長的なボランティアとしても使うので、本当に「日常」ですよね。
私はルーティンワークが出来ないんです。毎朝「ご飯とみそ汁を作る」というようなことが出来ないんです。今沢山の仕事をやっていて、例えば結婚式での演奏や、障がいを持たれた方の作業所のレクリエーションクラスなども毎週やっています。他にも「楽譜を書いて欲しい」などの依頼もあります。色々な仕事をやるのが一番楽しいし、自分に合っていると感じています。「ピアノを毎日きちっと練習する」というようなルーティンが苦手なんです(笑)

Q.ピアノ調律師にどういうものを期待しますか?
A.渡邊さんがまさにそうですが、まず「膨大な知識を持っている方」ということが最低限あって、更にその知識をきちんと言葉にして伝えてくれる調律師、要するに「ホスピタリティ」のある調律師ですね。それはどんな職業についても同じことだと思いますが。
「お客さん(ピアノ所有者)は何を聞きたいのか」ということについて、会話を通じて引き出してくださり、弾き手の考えを整理してくれる、そしてそれに対して的確な答えを出してくれるということで、それが出来る調律師は稀有な存在です。
やっぱり調律師さんは職人さん的なところが多く、「調律しました」という会話で終わる人も多いです。しかし、調律や整調について「何をどのように作業していく」という作業の目的や根拠を伝えてくれたり、こちらが訳の分からない質問をしてもそれに対してフォローしてくれるなど、持っている知識を分かりやすく伝達してくれるという「コミュニケーション能力」が期待することです。

Q.当社に仕事を依頼し、一番最初からそれを感じられましたか?
A.そう思いました。もともと知人から「中島先生の好きなタイプの調律師だから」「面白い人だから」というお墨付きもありました。

Q.当社のサービスに接して、ピアノに対する考え方や接し方は変わりましたか?
A.それはもの凄くあります。「調律で音が変わる」という認識はあったけれど、実はあまり興味はなかったんです。それが渡邊さんの調律に接して、「調律がリアルに音色に反映されるんだ!」といのが分かったのはすごい体験でした。勿論スタインウェイなど良いピアノで弾きたいという気持ちは昔からあったので、そういう良いピアノがあるところに積極的に弾きにいくことはありました。でも「スタインウェイはスタインウェイだから良い音がする」のであって、うちのピアノなんかは十把一絡げのピアノだから、どう調律しても変わらないだろうと思っていました。それが渡邊さんに接したことで「どんなピアノにも色々な可能性があり、弾き方によっても音色が変わる」ということが実感でき、目からうろこでした。渡邊さんのサービスやアドバイスを受けたことで、「音をしっかり聴こう」という意識が芽生えました。
「ピアノによって音色が違う、音色が大事なんだ」というのは知っていることでした。けれど、演奏者が音色について指導するとき、「鍵盤を叩いちゃダメ」とか「なでるように弾きなさい」ということが言われますが、それに対して私は正直「ん~~??」という感じで、あまりよく分からなかったんです。
渡邊さんは毎回来るたびに色々なお話をしてくれています。特に渡邊さんから、「弾き方がかわりましたね」と言われたことが印象的でした。渡邊さんは色々な良いピアノを見ていると思います。でも、良いピアノだから鳴る、ということではなくて、「どのピアノでも鳴らし方でピアノの音色は変わる」「ピアノとの付き合い方で音は変わる」、ということを気づかせてくれたことが、私の音色に対する意識を変えてくれました。

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