ペトロフ P115 ハンマー交換②

工房では、ペトロフ P115のハンマー交換を行いました。

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ハンマーを外したシャンクをセンターレールに取り付けました。ここからは、ハンマー接着の前の調整に入ります。

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ハンマーヘッドの高さを調整していきます。セクションの両端のオリジナルのハンマーに合わせて高さを揃えていきます。

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ハンマー接着に入ります。接着剤にはニカワを使います。
固形でつぶつぶ状のニカワを、しばらく水に浸してふやかしてから、ニカワ鍋で温めて、棒でゆっくりかき混ぜたりして、トロトロ状態にして使います。放置しておくと煮詰まってドロドロになったり、かたくなってしまうため、鍋の状態を確認しては水を足し、濃度を一定に保つように気を付けながら作業します。
因みにニカワは牛や、魚など骨から作られていてます。鍋で温めている間は、ニカワ独特なにおいがしきて。作業中は、動物を感じることが多々あります。

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ハンマー接着はスピード感をもって行います。ゆっくりしているとニカワが固まってしまいます。

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ニカワが固まらないうちに、ハンマーの角度を直していきます。

ニカワが固まってから、ハンマーで弦をポンと叩いてみたら、張りのある新しいハンマーの音がしました。

by真帆

 

 

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ペトロフ P115 ハンマー交換①

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工房では、ペトロフP115の修理を行っています。

ハンマー交換の準備をしました。

ハンマーの交換前

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ハンマーフェルトを固定していたピンが取れ、ハンマーフェルトが”パカッ”と広がっていました。

 

ハンマーフレンジのはしり

ハンマーの動きが弦に向かってまっすぐ動いているかを見ます。

中には、ハンマーが弦に向かって動くうちに、動きがまっすぐから逸れて左右に寄ってしまうものもあります。

ハンマーを交換する前にその動きを修正します。

ハンマーヘッドの外し

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ハンマーとシャンク、バットを接着する接着剤は膠なので、熱であたためて接着を剥がしていきます。

電熱器で砂を高温にさせて、ハンマーを砂に埋めます。この方法であらかじめハンマーを温めておき、シャンクプライヤーと水を使うときれいにハンマーを外すことができました。

熱をあてすぎると固まってしまうので、慎重に様子を見ながら外していきます。

外した後のハンマーヘッド

 

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ハンマーの外れたシャンク

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バットフレンジのセンターピンチェック

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センターピンの硬さを確認していきます。
緩すぎるとハンマーのがたつきの原因になります。硬いとハンマーの動きが悪く、打鍵してハンマーの動きが固まってしまい、連打ができないなどの原因になります。

ハンマーのついていないシャンクをセンターレールに戻し、ハンマー交換の前の調整に入ります。

by真帆

 

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ペトロフ P115 修理開始 / ヤマハ U3G 塗装、出荷調整

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新年あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年に入りペトロフ P115 の修理に入りました。
背が低く見た目も可愛らしいピアノです。

PETROF(ペトロフ)

創業1864年のチェコに今でもある老舗のピアノメーカーです。

暖かみがる、軽やかな音が特徴です。

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修理する前に試弾をして、ピアノの音色やタッチ確かめます。タッチは少しずっしり重いですが、明るく暖かい音色を持っています。
ネジがゆるんでカチャカチャと雑音がしている状態です。

解体

パネルをはずして鍵盤を取ると長年のホコリがでてきます。
まずは掃除です。

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そして、底板の掃除です。
ペダルの機構の存在感があります。
真ん中の突き上げ棒がマフラーペダルを動かしています。

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ハンマー交換準備

ハンマー交換をするため、準備をしています。
交換する新しいハンマーに中央線をひき、第一整音(下刺し)とファイリングを行います。

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ヤマハU3G 塗装、出荷前調整

外部の業者に依頼していたヤマハU3Gの塗装が仕上がり、出荷調整を行いました。
外装はきれいに仕上がりました。
出荷に向けて調整しています。

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by真帆

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ホルーゲル ウィペン修理 

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新旧YAMAHAのアクション。

Vicotr ロゴ

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工房では、昭和12年製のホルーゲルの修理を進めています。

アクションの中のウィペンという部品に関連している部分の修理、掃除を行いました。

まずは、お掃除です。
ウィペンの上には長年のホコリが溜まっていました。
この部分をすべて外すことは、お客様宅では滅多になく、自然とホコリが溜まりやすい場所なので、この機会に汚れやホコリをふき取ります。

スプーン磨き

ウィペンには、スプーンのような形の部品があります。これはダンパーレバーと接する部分です。

スプーン 前

スプーンの頭の部分がサビてヤスリのような表面になり、ダンパーレバークロスに穴があいていました。

ダンパーレバークロス 穴

 

スプーンの表面を磨いて、引っ掛かりのないツルっとした表面にします。

スプーン 後

ウィペンヒールクロス交換

ウィペンと鍵盤をつなぐキャプスタンと接するところがヒールクロスです。

(キャプスタンの修理記事はこちら

ヒールクロスが虫食いにあっていたため、接している表面がデコボコしていたため、新しいクロスに交換しました。

 

ヒールクロス 交換前

ヒールクロス 前

ヒールクロス 交換後

ヒールクロス あと

 

フレンジ、ジャックのセンターピン交換

ウィペンフレンジは動きが悪くなっていました。

センターピンを見てみると、汚れとサビがついていました。85個すべて交換しました。

一つだけエラーがあり、カクカク動くフレンジがあり、センターピンを抜いてみると曲がっていました。

 

センターピン

センターピンのブッシングクロスがダメージをあまり受けていなかったので、ブッシングクロスの穴の中の形を整えてセンターピンを交換して正常な状態に戻りました。
センターピンは汚れやサビがひどくて、ウィペンから抜き取るのに想像以上に大変でした。
工具を握る手が痛くなりそうだったので、この仕事では普段使わない軍手をして作業しました。

ウィペン センターピン交換
ジャックの動きを確認しながら、ジャックのセンターピンも交換しました。

これでウィペン修理は完了です。
次はダンパー修理に入ります。
by真帆

 

 

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ヤマハ 鍵盤貼り替え 

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YAMAHA 白鍵交換

象牙鍵盤漂白

ベヒシュタイン 鍵盤修理

 

鍵盤貼り替え

工房ではヤマハ アップライトピアノの鍵盤貼り替えを行いました。

交換前 3

 

鍵盤貼り替え前

この鍵盤は、当初白鍵上面が割れて剥がれてしまった鍵盤2本のみの上面貼り替えを行いましたが、その後ピアノを弾いているうちに他の鍵盤も剥がれてきてしまった為、白鍵上面をすべて交換することになりました。
剥がれているところ以外にも、白鍵上面にひびが見られ、剥がれてくる可能性があります。

交換前

まずは鍵盤の掃除をして古い白鍵上面を剥がしていきます。

アイロンと濡れ雑巾で蒸気をあてて剥がしていきます。今回の鍵盤はすぐ剥がれました。接着が弱くなり、ほかの鍵盤も剥がれてくる可能性がありました。
しかし、剥がす作業としてはとてもきれいに下地も傷まず、すぐとれたました。

下地が平らかどうか確認します。この下地のほとんどは平らできれいですが、中には多少反っているものもあり、ペーパーをかけて整えました。

鍵盤 剥がした後

 

白鍵貼り作業

新しい鍵盤を貼っていきます。

鍵盤の貼り替えを何度かしましたが、確認を怠ると鍵盤の上面が下地と接着不良だったり、上面が少し浮いていたり、下地と白鍵がずれてしまって貼りなおすことが今まで多々ありました。(その都度直してお届けしています)
ピアノは鍵盤楽器なので、鍵盤の貼り替えには神経を使います。白鍵52本の全ての鍵盤一本一本に気を付けて正確に貼っていくことが大事なことだと毎回感じます。

張替え中

 

きれいな白鍵になりました。

鍵盤 張替え後

これから加工していきます。

by真帆

 

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