響板にはかなり割れが見られた。まずはデカールを保護した。幸いこの箇所に割れが見られなかった。
その後、アルコールでニスをさっと取り、埋木修理していった。
トリマーで溝を作り、そのトリマーと同じ断面を持つ埋木材を埋めていく。
トリマーで綺麗な断面が出来ればいいのだが、古い木材は素直に削られてくれない。一本一本溝に合わせて埋木材を加工していく。
気の遠くなる作業の一つ。
5月と6月ともに、自分は外出することが非常に多く、今回は一本も自分は作業していない。
もう少しで埋木は終わる。そのあとは響板再塗装をする予定。
因みに、今回はハンマーを、パリ郊外のハンマー屋に巻き直してもらう。日数的に間に合うと思い、船便で3月に送った。
その後出国してからなかなかフランスに着かず、少々焦ったが、先日フランスに到着したことが分かった。
正直ホッとした。