お盆に入りました。まだまだ暑いですが、日射しも少しずつ陰りが見え、夏の後半を感じています。
工房のイースタイン。
ピアノを起こす前。キャスターを取り付け作業。新しいスタッフがしっかりネジを締めています。
修理部品の取り付けは完了。中身も綺麗になりました。
新しい部品が入ったら、タッチの調整、調律、音色を作る作業です。
仕上がりがどうなるのか。いい楽器になりそうな予感がしています。
本体の修理が終り、アクション修理に入っています。
まずはセンターピンの交換。人間でいう関節部分にあたり、湿気で動かない状況でした。
動くもの動かないものありますが、将来を考え、年数の経ったピンは全て交換しました。
ダンパーフェルトの交換。音を止める部品は柔らかいフェルトでできています。弦の交換に伴い、新しいフェルトに交換です。(写真はフェルトの寸法をメモしている所)
弦を叩くハンマー。たくさん使われていて、弦の溝が深くついていました。ドイツからハンマーを取り寄せ、加工をし新しいものと交換です。
年数が経ったピアノは置かれている環境、使用頻度、また製造時の材料や加工の善し悪しで、一台一台、違いがあります。工房ではどの様なピアノなのか、色々な角度から1つ1つ見て、検証し、作業を進めていきます。
お客様にピアノ、音楽をを楽しんでいただく為に丁寧な作業が出来るように心がけています。