駒の上部を大まかに形を作り終えた後、
下部の上面と、上部の下面を合わせなくてはならない。これを鉋でやっていく。
楓やブナ材の鉋掛け。針葉樹の木材を切る時よりも、研ぎの角度を大きめの物を使う。妻が家事や他の仕事の合間に進めていってくれた。
自分が工房にいないときだったので写真が無い。残念。
面が合うと、上部と下部が少し吸い付くような感じになる。
接着前に、接着面を少し粗くする。今回は位置決めのガイド無しなので、3人で接着作業の予行練習をした。
接着作業。写真はこぼれ落ちた接着剤を拭いた後。
最高音部は治具が入らない為、工夫した。
下の面を突き上げるために、写真のようなジャッキを使った。写真のジャッキの位置だと良くない。撮影後調整修正した。最高音部だけ自分一人だったので大変だった。
因みにNPO燕三条エラール推進委員会のエラールの専属調律師をさせていただいている。柿澤さんが修復したピアノ。きちんとされていて安心して作業できる。
三条市も燕市も刃物で超有名で、他の地域のと比べると、今のところ一番使いやすい。私たちの力加減と合っているのかもしれない。
先日伺った際に委員会の代表の方に、ノミの話をしてみたら、ご親戚がノミ作りで大変有名な方と知らされた。
そのうち家族で三条市に伺うことになると思う。