YAMAHA U1D アクション修理①

長く続いた雨も上がり、今週は秋晴れで日中はポカポカ陽気です。
お庭に柿やみかんがなっているのをたくさん見かけますね。

工房ではヤマハ、モデルU1Dの修理です。
アクション修理に入りました。

年数が経っていることもあり、アクションの金属やフェルト類はだいぶ傷んでいて、場所によっては虫喰いの被害もありました。
ホコリもかぶっていたので、アクションを解体しながら掃除をします。

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ほこりを取り除くとキレイな面が出てきます。なんだか部品が目覚めたようで嬉しくなります。
掃除もひと段落したら修理開始です。まずはセンターピン交換から。
ブログ内でもお馴染みの修理ですが、今回はアクションパーツすべてのセンターピンを交換しました。

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センターピンはアクションパーツの動きの軸になるところ。ひとつひとつ元の状態が違うので確認しながら行います。
後々の弾きやすさに直結するのでとても重要です。

そしてスプーンという金属部品はサビていて手触りもザラザラだったので、すべすべになるよう磨きました。見た目もきれいになりました。

(磨き前)
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(磨き後)
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また、ブライドルテープチップという赤い革の部分が割れてしまっていたので新しいものと交換しました。

(交換前)
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(交換後)
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今回はアクション修理において様々な部品を修理しますが、新しく作りなおすという感覚で楽しく修理しています。

アクション修理、続いていきます。

by志乃

東海ピアノ ワルトシュタイン 納入調律

雨がしとしと降る日が続いています。
太陽の下、気持ちよく過ごせる日が早く来ると良いですね。

今週は、東海ピアノ、モデル ワルトシュタインの納入後の調律にお伺いしました。

お客様のご両親が購入された思い出の詰まったピアノです。
さいたま市のご実家にピアノはありましたが、しばらく弾かれることがなく時間が経過していました。今年に入り再びピアノを弾こうと思われましたが、果たしてまだ使えるのかどうかわからず、工房にご相談をいただきピアノ診断でお伺いしました。
湿度による影響で弦全体はサビに覆われ、アクションもスムーズに動かず音が出ない場所がいくつもありました。また外装もマホガニー色がくすんで汚れていました。しかし音はしっかりとした発音をしていて、修理をすればまだまだ使えると判断しました。お客様も思い切って弦の交換まで修理をすることに決めていただきました。

さて、納入後のピアノはどうなったでしょうか?
張り替えた弦からは明るい音が鳴り、タッチもスムーズになり音が出ない所はもうありません。
外装もツヤが蘇り、マホガニー色がはっきり発色されています。
お客様も修理当初は不安もあったかと思いますが、修理されたピアノを前にとても喜んでおられました。

(修理完成後、納入前の写真)
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(納入後、お客様宅 猫脚が可愛らしい)
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修理前、ピアノはしばらく使われていませんでしたが、長い時を経て再び弾かれるようになる事は本当に嬉しいです。
思い入れのあるピアノを修理する事は私達にとってもやりがいのある仕事です。
ピアノも元気に復活し、楽しい音楽を奏でてくれることでしょう。

by志乃

YAMAHA U1D 修理開始

昨日までの暖かさから一転、今日は雨で肌寒いです。
街の木々はほんのり色付き始めました。キンモクセイの香りにも癒されますね。

工房では、新たなピアノの修理に入りました。
YAMAHA、アップライト、モデルU1Dです。

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昭和36年製造のピアノです。しっかりとした音を持っています。外装はモダンなデザインで格好良いです。
ピアノをお持ちのお客様が子供の頃弾いていましたが、しばらく使われずに置かれおり、家の解体をされる事をきっかけにご連絡いただきました。
思い出が詰まったピアノなので、修理をしてまた弾けるようにしたいという思いから修理をご依頼いただきました。

では早速作業開始です。
まずは、修理のまえに工房スタッフ全員で掃除を行いました。
年数が経ったピアノは、本体裏や本体内部にホコリ・ゴミが溜まり、虫の被害も起きている事があります。
解体してみると、長年の汚れが溜まっており、フェルトなどは虫喰いなどあちこちありました。

ピアノ裏もホコリで覆われていたので、隅から隅まで掃除をします。

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普段は手が届かないところなので良い機会です。

外装も全体が白く曇っていたので、磨く前に汚れをふき取ります。

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掃除する前と比べてかなりスッキリしました。

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やりがいのある掃除でしたが、それと同時にこのピアノの歴史も感じました。

これから本格的に修理スタートです。

by志乃

東海ピアノ アクション調整、そしてお客様宅へ

今週は気温が下がり、肌寒い日が続きました。
食欲の秋とも言いますが、旬のものを食べてパワーをつけたいと思います。

工房では東海ピアノ、モデル、ワルトシュタインの修理が終わりました。

本体修理・アクション修理が終わり、アクション調整をしました。
弾きやすく、なおかつ88鍵すべてのタッチが揃うようにします。

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人間でいうと、手術をして元気に動けるように体を整えるような感じですね。
最後に音色も揃えて全ての工程が終わり、お客様宅に出荷です。

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修理前はアクションの動きが鈍く、弾いても鳴らない音がいくつもありましたが、修理をして動きがスムーズになり弾きやすくなりました。
外装も磨き、マホガニー色に艶が出てパッと明るくなりました。
音色にもハリが加わり弾いていて楽しいピアノです。

これからはお客様宅で元気に音楽を奏でてくれると思います。

by志乃