1月もそろそろ終わりですね。寒さは続きますが、工房では元気良くピアノの作業をやっています。
今週はYAMAHAのアップライトのアクション修理です。
お客様からのご依頼品。昭和32年製造、モデルno.U1です。こちらは珍しく鍵盤の数が85key (現在の主流は88key) 。最後の音がラまでになっていました。
アクション(ピアノの中のメカニック)のみをお預かりし修理しています。人で言う関節にあたる部品にガタがきていたり、消耗部品のフェルトが減っていたりしていたので、交換することとなりました。
アクションのパーツのほとんどが木製です。
ちなみに昭和50年代頃のアクションがこちら。
製造が合理化され、パーツに樹脂やアルミなどが使われています。
お預りしたYAMAHAのアクション。製造は昭和32年ですが、消耗品を交換すれば、まだまだ使えます。
ガタガタになっている所をなおし、ピアノを楽しんでいただけたらと思います。