こんにちは。今回は響板修理についてまとめてみました。
フルコンはやはり大きいと痛感しました。
養生をして、響板のニスを剥がしているところ。アルコールを使った。
隅々まで丁寧にはくっていった。
剥離が終わった後、狭い第二工房に移動した。出庫までここから出さないつもり。
響板埋木作業。割れている箇所を専用のトリマーで少し大きめに加工し、出来た溝に合わせて埋木を接着し、カンナで表面を面にした。
時には本体に乗って作業した。
使った電気工具たち。
これらの作業から、エアコンをつけっぱなしになった。この写真は7月初め。この時はこの夏がこんなに暑くなるとは思わなかった。
全ての埋木作業が終わった後は、隅々まで古いニスや汚れを取る作業をしていった。
この作業に興味を持ってくださっていた、先輩の調律師。いろいろ助言もいただいた。作業にも参加してくださった。
最後は手のひらで上面をなんども擦って、小さなごみを取り除いた。
翌日以降にもう一度手のひらで擦った後、一気に刷毛塗りをした。使ったニスはJahnのセラック系のもの。
合計3回塗った。
狭い場所でアルコール系のニスを使ったためか、頭がくらくらした。フルコンの大きさをこんなことで実感するとは思わなかった。
次回は外装の飾りの修理について書きます。
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