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プレイエルの3bisを使った演奏のご紹介です。調律は、弊社が担当しております。

サロンプレイエルの1911年製プレイエル3bisで演奏された、シューベルトの即興曲集第３番　作品90 D899　変ト長調です。

演奏は、守重結加さんです。

アトリエミストラルの1905年製のプレイエル3bisで演奏された、ドビュッシーの『ピアノのために』から、第２曲「サラバンド」です。

演奏は筒井一貴さんです。

この2台のプレイエル3bis、現在のピアノと基本構造は同じですが、多少の違いがあり、一般的なグランドピアノに慣れすぎてしまうと、扱いずらい部分があります。
また演奏者にはそれなりの技術が要求され、技術者同様に、一般的なグランドピアノに慣れすぎた方には難しい部分があります。
しかしながらお二人は見事に弾きこなし、魅力的な響きを引き出し、古典音楽に新鮮さを与えてくださっています。

どちらのプレイエル3bisも、演奏者からは、ペダルを踏んだままでも音が混ざらない、と言われることがあります。ベヒシュタインも同じ特徴がありますが、プレイエルは、より繊細で、良く歌う特徴を持っているように思います。

ちなみにこの2台、同じ機種でありながら支柱の構造が異なるため、響きが多少違い、それぞれに「個性」があります。
そして個体差もあり、更にはこの2台がこの100余年、それまでどのように生かされてきたか（存在してきたか）によって培われた「個性」もあるように感じます。

 

埼玉県さいたま市北区吉野町1-415-7

Tel/Fax：048-637-3367（受付時間：9:00～18:00）
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