Pleyel AL 本体の飾りの加工

こんにちは。今回は、外装の飾りの修復についてまとめてみました。

側板の下側を縁取るように、凸部の飾りが張り付けられている。

飾りの剥がれ

本体をひっくり返してみると、過去に、剥がれてしまった形跡があり、誰かがクランプもせずに接着したのか、所々隙間がありひどい状態だった。

飾り剥がし

刃物や、アルコールやアセトンを使って、傷めないように慎重に、全て剥がしていった

何日かかったか忘れたが、剥がし終えた。

飾り剥がし後 全体

どうしても痛めてしまった箇所も多くあり、

飾り剥がし後

表面を綺麗に処理していった。

下地補正

ほとんど腐りかけているような箇所は取り除いた。

飾り加工

剥がした凸部は二枚の板を貼り合わせて作られていた。これらもいい加減に接着されていて、何の薬品を使ってもはがれなかったところは、場所によっては細いノコギリで切り込んで二枚に分けた。
すごいしんどい仕事だった。

飾り二本に分ける作業

下地を完全に整えてから、一本ずつ再び本体に接着し直した。こういうのは一度接着剤無しで試しにやってから、本番素早くやるようにしている。

飾り接着作業

切り取ってしまった箇所は、化粧板で補修した。

飾り接着後 補正

飾りパテ

最後はペーパーなどを使って仕上げていった。

飾り整形

やったことのない作業を、いきなり大きなフルコンでしている。忍耐強く作業した。ホント、きつかった。

次回は塗装について書きます。

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