ゴールデンウィークに入りました。皆様、どこかにお出かけでしょうか?
工房の辺りも新緑の季節をむかえています。
今週もKAWAI、KU2の修理の続きです。
まずは本体の掃除から。弦を外して、響板や駒などをキレイにします。普段お客様宅では手の届かない場所の掃除です。
続いてはチューニングピン(調律をする際に廻すピン)を支えているピンブッシュという部品を交換します。
その後、新しい弦に張り替えました。その後弦を引っ張り、張力を上げます。
通常の調律する前に、寝かせたまま弦をはじき、音を聞きながら弦を引っ張りあげます。
この様にピアノを寝かせた状態で何回か張力を上げます。
ピアノを起こしてからもアクション(ハンマーなどの中身)を取り付けてから何回か調律をします。
弦が伸び切り、安定するまでは時間がかかりますが、新しい弦になると張りのあるフレッシュな響きになります。本体の響きを確認したら、次はアクションの修理に入ります。