外装塗装、納品 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年 

外装塗装は、他の業者にお願いした。

15 ピアノ塗装

延べ7か月に及ぶ作業が終わり、張りのある、ベヒシュタインらしい透明で且つ濃い音色が蘇り、低音~高音にかけてのバランスも改善され、響きが豊かに蘇った。 以後、新しい塗装によって、口棒が反り、鍵盤木口がひっかかるトラブルがあったが、微調整で済んだ。2020年現在も、ベヒシュタインを楽しんでくださっている。

納入後

鍵盤修理 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年

鍵盤修理

象牙の半分以上がはがれ、一部はひびが入っていた。以前使っていたピアニストがロシアの大家とあり、出来るだけそのまま使いたいとのことだった。一枚一枚歪みを丁寧にとり、接着しなおした。あまりにひどく割れてしまっている数キーだけは、中古を使った。

1-1 白鍵盤上面

1-3 黒鍵盤側面

2-2 接着剤除去後

2-4 鉛表面平出し

2-5 鍵盤修復後

鉄骨合わせ ~ 張弦 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年

鉄骨合わせ ~ 張弦

ボディーの歪みが大きく、鉄骨を本体が素直に合わなかった。ボディーとぴったり合うように調整した後、ネジで固定。低音弦をドイツ弦メーカーにオリジナルの寸法で発注弦は全てドイツ製に。

5 鉄骨設置

2 張弦終了後