北軽井沢、工房見学。

夏の終わりに北軽井沢にある、ピアノバルロンジャパンの和田明子さんのアトリエに行ってきました。

KIMG1571

明子とは10年ほど前にパリでお世話になって以来、仲良くさせていただいています。近年はお会いできることが少なくなってしまっているが、年に2回は近況報告をしあえる、大切な技術者の仲間です。
フランスに10年住み、フランスのピアノについての造形が深く、お話をしているとあっという間に時間が経ってしまいます。

今回はフェルトハンマーを発明したことで有名な1844年製造のPAPEのピアノ(調整中)、修理ご依頼品のアップライトピアノ(調整中)、PLEYELのスクウェアピアノ(修復中)、PLEYEL アップライトピアノnodel P(修復中)、を見させていただきました。

パペのコンソールピアノ(PAPE , 1844年製造)

KIMG1556

KIMG1563

プレイエルのスクウェアピアノ(PLEYEL,1843年製造)

KIMG1564

それぞれ個性が違う、歴史あるピアノを触らせていただけることは貴重な体験でした。とても刺激になりました。仕上がった頃にまた伺うことができたらと思っています。

Victor 修理半ば…。

Victor の修理も半ばに入りました。
夏も後半のはずですが、今年は涼しくて修理がはかどります。
さて修理の進行は…弦も張り終わり、アクション部品の交換もほぼ終わり。ここから組み立て、調整です。本体に合わせ、どのようにアクションをマッチングできるか。全体のバランスを考えて作業を進めて行きます。

KIMG1543

KIMG1499

KIMG1517

出来上がりまで、あと半分。
どんな音に仕上がるか、楽しみです。→続きはこちら

Vicotor ロゴ

Victorピアノの修復。

作業しながらVictorのロゴがかわいいくて、つい目に留まる。

 

このVictorの犬、名前はニッパー。

1884年、イギリス生まれ。いつも客の脚を噛もうとするのでこの名がついた。

1887年、飼い主のマークさんが亡くなってしまい、弟で画家のフランシスさんがニッパーを引き取ることに。

1889年、その後フランシスさんが、亡き飼い主のマークさんの声が聞こえる蓄音機を不思議そうに覗き込むニッパーの絵を描いた。

1900年、円盤式蓄音機の発明者がその絵に感動し『米国ビクタートーキングマシーン』の商標登録された。

 

Victor犬、ただかわいいだけでなく、こんなエピソードがあるなんて思いもよらなかった。

KIMG1374

 

さてピアノの作業はというと順調に進んでいて、今日は中身(センターピン)の部品交換。

今日ではどのピアノにもある、センターピンシステムは、色々考えさせられることが多い。

地道な作業だが慎重に作業を進めている。→続きはこちら

KIMG1477