KAWAI CL-4E 修理開始

KAWAI CL-4Eの修理を行いました。

お客様が子供の時に弾いていたご実家のピアノを、ご自宅に運んで使いたいということで、ピアノが弾ける状態かどうかを診断しに伺いました。

調律は崩れていましたが、素直で純粋な音を感じました。
アクションと鍵盤に目立ったスティックはなく、調律して弾ける状態でしたが、消音機能の取り付けをご希望だったため、各調整を徹底する必要をお伝えし、一度工房に入れて作業することになりました。

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工房では、ピン磨き、掃除、整調、調律、消音機の取り付け、巻線一本(ジン線)の交換をしていきます。

ピン磨き

ピンの錆付きが深い所もありましたが、コンパウンドでしっかりサビを落としました。
見た目がピカピカになるだけではなく、サビがない事で、ピンと鍵盤の余計な摩擦が無くなり、鍵盤の動きがスムーズになります。

(バランスピン  ←左 磨いた後  右→ 磨いた後)
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(フロントピン 磨き前)

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(フロントピン 磨き後)

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鍵盤掃除、バランスホール掃除

鍵盤の掃除をしました。
鍵盤は指でさわるところなので、しっかり拭いて汚れをとりました。
バランスピンが通る鍵盤のバランスホールも掃除をしました。

掃除の途中でフロントブッシングが剥がれているのを見つけたので、しっかり接着しなおしました。
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キャプスタン磨き

アクションと鍵盤が接している部分です。バランスピン、フロントピンと同じく、サビが無いと摩擦が減り、タッチに軽快感が蘇ります。

(←左 磨いた後   右→ 磨く前)

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本体の掃除が終わり、ファイリング、整調を進めていきます。
これからどんな音に仕上がっていくか楽しみです。

by真帆

YAMAHA G3E 響板塗装

工房では、YAMAHA G3Eの響板塗装を行いました。
以前は、下塗りまで行いました。

以前の記事はこちら→

響板に320番のペーパーをサンダーでかけていきます。
手で響板を触りながらかけ残しがないか確かめながら進めます。

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サンダーが入らない所は手でペーパーをかけていきます。

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サンダーを使ってペーパーをかけた後は、削り粉が部屋中に飛ぶため、掃除をして塗料にごみが紛れ込まないようにします。特に響板の上は掃除をした後は手でごみがないか確認しながら取り除いていきます。

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サンディングシーラー粉が入った塗料で下塗りをしていきます。

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今回は気温が低い時期に塗りをしたので、乾きが遅く、クラウンの傾斜の影響で塗りむらが出来てしまい、塗料が溜まってしまうところと、塗料が流れてしまうところがあり、下塗り→ペーパーをかける→下塗りを何度か行いました。

下地がしっかり塗られている状態になってから、上塗りを行いました。

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響板割れ修理、響板塗装が終わり、響板裏の埋木を削り整えています。
次は、鉄骨と本体を合わせていきます。

by真帆