ワードプレスの不調の為、画像なしでの投稿とさせていただきます。
工房では、ヤマハNo.U3の本体解体をすすめ、弦を外していきました。
ピアノ本体には、弦が200本以上張られていて、約20トンの張力がかかっています。本体に負担がかからないように、少しづつチューニングピンを回して、全体の張力を徐々に下げていきます。
チューニングは、所々サビていました。恐らく水がかかったのでしょう。ピンを抜いて根元を見ましたが、心配していたほど深くまで進行していませんでした。
チューニングピン、弦を外し終えて、本体内部の掃除に入りました。
火事による水の流れた跡と、長い年月の経過による汚れやホコリなども見られました。灰が混じった水が流れた跡は、拭いても残ってしまいました。
低音駒や、中音駒の側面にも水が流れたのでしょう。灰やススが溜まっていました。
駒ピン、ヒッチピンを磨きを行いました。サビが深くなかった分、綺麗な面がしっかり出てきました。
響板の水が流れてしまったところなど、ニスが薄くなっていた部分には、ニスを塗り重ねました。弦まくらのフェルトも新しいものに交換しました。
これからは張弦作業に入ります。
by真帆