YAMAHA U1D 外装磨き

今週は一段と冷え込みが厳しくなりました。体も冷えますね。
手が冷えていると作業にも支障が出るため、毎朝足湯ならぬ手湯をして温めています。

工房では、YAMAHA、モデルU1Dの外装磨きをしました。

修理を開始した最初の段階に、掃除も兼ねて全体の汚れは拭き取っておきました。今回の作業ではバフで丁寧に磨いていきます。

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磨く前、もやっとしたくもりが外装全体を覆っていましたが、
磨いていくうちに段々とくもりも取れていき、まるで鏡のようにピカピカになっていきます。バフを使って磨くことは体力も大変消耗します。

最後は手磨きで仕上げました。黒色の発色も濃くなり、手触りもなめらかになりました。

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そして外装の金属部分、蝶番も磨きました。磨き前はサビがびっしりと付着していました。

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外装の黒色がいくらキレイになっても蝶番がこのままでは残念です。

今回はまず手磨きでサビを落としてからバフで磨いて仕上げました。
サビを落とすことは簡単ではありませんが、どんどんサビが落ちてなくなっていく様は、作業をしていて楽しい瞬間のひとつです。

磨いた蝶番は、生まれ変わったように光っています。

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今回のU1Dは長年の経過による汚れなどがピアノ全体を覆っていましたが、キレイにするぞという意気込みで作業に向かいました。結果的にビフォーアフターがはっきりわかる仕上がりになり嬉しいです。

次はアクション調整に入ります。

by志乃

YAMAHA U5 調整、そして納品

日を追うごとに外の空気が冷たくなってきました。
暖かい太陽の光がありがたく感じられますね。

工房ではYAMAHA、モデルU5の調整をしました。
必要な修理をすべて終え、今度は実際に部品がスムーズに動くように調整します。
弾きやすく、そしてピアノの持ち味を生かせるような仕上がりを目指していきます。

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一度は解体した部品を調整するので、一から組み立てていく感じです。

途中、ヤマハの調律師さん2名がそれぞれ遊びに来て、指弾してくれました。
「U5って、こんなにいい楽器でしたっけ」、大変驚いていました。
私たちにとっては、ピアノはきちんと修復すると、一台一台個性を持ったいい楽器になる事を日常的に知っているので、驚かれたことに驚きました。

そして最終調整も終えて、お客様の元へ納品しました。

(出荷前の工房にて)

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(お客様宅へ納品したところ)

U5吉野様納入後
スペースにピッタリ収まったピアノ。
キャスターの受け皿(インシュレーター)は調律師・早川さんの手造りです。キャスターに合わせた特注品。音色も、よりしっかりとした印象を受けました。
五角形がかっこいいです。外装も再塗装したことでピアノ全体の深みが増しました。

見た目も中身も新しくなり、無事にお客様の元へ戻りました。
本体とアクション修理から浜松での再塗装に至るまで数多くの修理をしました。鉄骨も外し、響板だけのまっさらな状態から徐々に部品が組み上げられ戻されていく様は、修理の醍醐味のひとつだと思います。

また今回の修理は調律師の早川忠光さんと共同で行いました。
早川さんは、技術者歴30年以上で日々様々なピアノに触れています。またピアノ1台1台の良さを最大限引き出すため常に研究しています。
約半年に渡り作業をともにしましたが、とても有意義な時間となりました。早川さんは修理や調整において新たな試みを行う事もあり、こちらもたくさんの発見がありました。
技術者としての姿勢など多くのことを学ばせていただきました。今後の糧になると思います。

新しく生まれ変わったピアノ、素敵な音色が響き渡ることでしょう。
 
by志乃

YAMAHA U5 ハンマー交換

11月に入りました。今日から3連休の方も多いのではないでしょうか。
お天気も良くお出掛け日和ですね。

工房ではYAMAHA、モデルU5のハンマー交換をしました。
真新しいハンマーを目にすると何だかワクワクします。

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まずは真新しいハンマーに針を刺し、ハンマー整形を施して音色の土台を作ります。
ハンマー整形はどのハンマーもキレイな形になるようにします。

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それからハンマーの接着作業に入ります。
まずはハンマーとシャンク(ハンマーの下に付いている木の棒)を接着しました。
次にハンマーシャンクの長さを本体に合わせて決めていきます。弦に当たる位置はピアノの設計に関わる重要な事です。

(ハンマーシャンクを切っているところ)
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(ハンマーを本体に入れて高さを見ているところ)
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何度も状態を見て触って加工して・・と頭と手をフル回転です。

そしていよいよハンマーを接着していきます。
ハンマー接着は『ハンマー植え』とも言いますが、確かにお花を一本一本、土に植えていくのと似ています。
お花を植えるのと違うのは、ハンマーは88本あるのとニカワで接着するので、早く固まるため、植えるスピードが大事です。
集中して一気に行います。

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そうしてすべてのハンマーが交換されました。
フレッシュに生まれ変わりました。
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これからハンマーはさらに音色を整える作業に入っていきます。

by志乃

YAMAHA U1D 修理開始

昨日までの暖かさから一転、今日は雨で肌寒いです。
街の木々はほんのり色付き始めました。キンモクセイの香りにも癒されますね。

工房では、新たなピアノの修理に入りました。
YAMAHA、アップライト、モデルU1Dです。

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昭和36年製造のピアノです。しっかりとした音を持っています。外装はモダンなデザインで格好良いです。
ピアノをお持ちのお客様が子供の頃弾いていましたが、しばらく使われずに置かれおり、家の解体をされる事をきっかけにご連絡いただきました。
思い出が詰まったピアノなので、修理をしてまた弾けるようにしたいという思いから修理をご依頼いただきました。

では早速作業開始です。
まずは、修理のまえに工房スタッフ全員で掃除を行いました。
年数が経ったピアノは、本体裏や本体内部にホコリ・ゴミが溜まり、虫の被害も起きている事があります。
解体してみると、長年の汚れが溜まっており、フェルトなどは虫喰いなどあちこちありました。

ピアノ裏もホコリで覆われていたので、隅から隅まで掃除をします。

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普段は手が届かないところなので良い機会です。

外装も全体が白く曇っていたので、磨く前に汚れをふき取ります。

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掃除する前と比べてかなりスッキリしました。

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やりがいのある掃除でしたが、それと同時にこのピアノの歴史も感じました。

これから本格的に修理スタートです。

by志乃

東海ピアノ アクション調整、そしてお客様宅へ

今週は気温が下がり、肌寒い日が続きました。
食欲の秋とも言いますが、旬のものを食べてパワーをつけたいと思います。

工房では東海ピアノ、モデル、ワルトシュタインの修理が終わりました。

本体修理・アクション修理が終わり、アクション調整をしました。
弾きやすく、なおかつ88鍵すべてのタッチが揃うようにします。

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人間でいうと、手術をして元気に動けるように体を整えるような感じですね。
最後に音色も揃えて全ての工程が終わり、お客様宅に出荷です。

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修理前はアクションの動きが鈍く、弾いても鳴らない音がいくつもありましたが、修理をして動きがスムーズになり弾きやすくなりました。
外装も磨き、マホガニー色に艶が出てパッと明るくなりました。
音色にもハリが加わり弾いていて楽しいピアノです。

これからはお客様宅で元気に音楽を奏でてくれると思います。

by志乃