ペトロフ P115 ハンマー交換①

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工房では、ペトロフP115の修理を行っています。

ハンマー交換の準備をしました。

ハンマーの交換前

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ハンマーフェルトを固定していたピンが取れ、ハンマーフェルトが”パカッ”と広がっていました。

 

ハンマーフレンジのはしり

ハンマーの動きが弦に向かってまっすぐ動いているかを見ます。

中には、ハンマーが弦に向かって動くうちに、動きがまっすぐから逸れて左右に寄ってしまうものもあります。

ハンマーを交換する前にその動きを修正します。

ハンマーヘッドの外し

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ハンマーとシャンク、バットを接着する接着剤は膠なので、熱であたためて接着を剥がしていきます。

電熱器で砂を高温にさせて、ハンマーを砂に埋めます。この方法であらかじめハンマーを温めておき、シャンクプライヤーと水を使うときれいにハンマーを外すことができました。

熱をあてすぎると固まってしまうので、慎重に様子を見ながら外していきます。

外した後のハンマーヘッド

 

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ハンマーの外れたシャンク

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バットフレンジのセンターピンチェック

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センターピンの硬さを確認していきます。
緩すぎるとハンマーのがたつきの原因になります。硬いとハンマーの動きが悪く、打鍵してハンマーの動きが固まってしまい、連打ができないなどの原因になります。

ハンマーのついていないシャンクをセンターレールに戻し、ハンマー交換の前の調整に入ります。

by真帆

 

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ペトロフ P115 修理開始 / ヤマハ U3G 塗装、出荷調整

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新年あけましておめでとうございます

本年もよろしくお願いいたします。

さて、今年に入りペトロフ P115 の修理に入りました。
背が低く見た目も可愛らしいピアノです。

PETROF(ペトロフ)

創業1864年のチェコに今でもある老舗のピアノメーカーです。

暖かみがる、軽やかな音が特徴です。

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修理する前に試弾をして、ピアノの音色やタッチ確かめます。タッチは少しずっしり重いですが、明るく暖かい音色を持っています。
ネジがゆるんでカチャカチャと雑音がしている状態です。

解体

パネルをはずして鍵盤を取ると長年のホコリがでてきます。
まずは掃除です。

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そして、底板の掃除です。
ペダルの機構の存在感があります。
真ん中の突き上げ棒がマフラーペダルを動かしています。

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ハンマー交換準備

ハンマー交換をするため、準備をしています。
交換する新しいハンマーに中央線をひき、第一整音(下刺し)とファイリングを行います。

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ヤマハU3G 塗装、出荷前調整

外部の業者に依頼していたヤマハU3Gの塗装が仕上がり、出荷調整を行いました。
外装はきれいに仕上がりました。
出荷に向けて調整しています。

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by真帆

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