YAMAHA G3E 響板塗装

工房では、YAMAHA G3Eの響板塗装を行いました。
以前は、下塗りまで行いました。

以前の記事はこちら→

響板に320番のペーパーをサンダーでかけていきます。
手で響板を触りながらかけ残しがないか確かめながら進めます。

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サンダーが入らない所は手でペーパーをかけていきます。

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サンダーを使ってペーパーをかけた後は、削り粉が部屋中に飛ぶため、掃除をして塗料にごみが紛れ込まないようにします。特に響板の上は掃除をした後は手でごみがないか確認しながら取り除いていきます。

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サンディングシーラー粉が入った塗料で下塗りをしていきます。

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今回は気温が低い時期に塗りをしたので、乾きが遅く、クラウンの傾斜の影響で塗りむらが出来てしまい、塗料が溜まってしまうところと、塗料が流れてしまうところがあり、下塗り→ペーパーをかける→下塗りを何度か行いました。

下地がしっかり塗られている状態になってから、上塗りを行いました。

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響板割れ修理、響板塗装が終わり、響板裏の埋木を削り整えています。
次は、鉄骨と本体を合わせていきます。

by真帆

調律、ピン磨き

今回は工房での修理ではなく、お客様宅での作業について書きます。

ピアノはヤマハのU3Mです。
お客様から事前にお電話で鍵盤の動きが悪いという相談をうけていました。
コロナの影響で、お家時間が多くなり、久しく弾いていなかったピアノを弾き始めたそうです。

バランスピン磨き

ピアノを弾いてみると、鍵盤は動きますが、もたついていました。
鍵盤を外そうと鍵盤をバランスピンから引き上げようとしましたが、引っかかります。
鍵盤のホールを壊さないように慎重に少しづつ鍵盤を抜きました。

バランスピンの根本がサビていました。
鍵盤を全て外してみると、中音の33F~A37までと高音の68E~70F♯が特にサビがひどく、鍵盤とくっついて取りにくい状態になっていました。
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ひどいサビはスチールウールとコンパウンドでサビの部分だけ削りました。
他のピンもうっすらサビていたので、サビをふき取りました。
鍵盤をピンに入れて動きを確認し、動きもスムーズになりました。

調律

さて、調律の作業に入ると、アクションから雑音がするので中を見ると、フレンジコードが切れて、スプリングが跳ね上がっている状態でした。

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(下の写真は以前工房で修理したNo,U1の時の写真です。)
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このコードが切れていることは珍しい事ではありません。工房でも年に何度か交換します。
今回は、センターピンも抜けかかっているもの、ガタになっているものがあったので、フレンジごと交換することなりました。

後日アクションを引き取りに伺うことになり、今回は調律までおこないました。かなりピッチが下がっていたので、調律後は全然音が違うと喜んでいただきました。
ピッチが上がると響きも明るく感じます。

フレンジ交換後は、フレンジコード、センターピンが良い状態になるので、弾き心地も良くなり、音の発音もはっきりするので楽しみです。

by真帆