YAMAHA U1、お預かり修理。

秋も深まり、少し肌寒くなってきました。

工房も新たなピアノの修理に入っています。

今週はお預かりしている、YAMAHAのU1。

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30年ほど前、持ち主の方が仙台から引っ越された際、一緒に埼玉に着ました。ご家族で使われてから、しばらくピアノは弾かれていませんでした。

思い入れのあるピアノでしたが、果たして、まだこの先も使えるのか…、ご相談をいただき、診断に伺いました。

YAMAHAのスタンダードなモデル。お宅にある時も、皆さんのいらっしゃるリビングの片隅、環境の良い場所で、年代が経っていましたが、明るい印象の音でした。部品の交換をすれば、まだまだ使えるということで、工房でお預かり修理ということになりました。

まずはしっかり診断。

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外装や中身も、隅々までチェックします。同じメーカーや機種でも、どの様に使われていたのか、どの様な環境にあったのか、一台一台じっくり見てみる必要があります。

それからようやく修理に入ります。

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鍵盤をはずし、お客様の手の届かない鍵盤下の掃除します。(今回は鍵盤の下はお客様宅で掃除済み)

その後、鍵盤は上面を剥がし修理です。

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鍵盤は古くなり、欠けなどもあったので、新しい鍵盤上面と交換です。(木の部分はまだまだ使えます。ほとんどの鍵盤修理は上面の部分や消耗部品のクロスの交換で終わります)

新しい部品と交換し、これからリフレッシュしていきます。

新生釜石教会、譜面台。

​秋ですね。紅葉も山では少しずつ始まっている様です。

さて先週、新生釜石教会へ伺い、納入後の確認とメンテナンスをしました。二日目は調整、調律、整音と、音やタッチに関わる事をしました。
さて大分前の話…。修復終了の3週間前、譜面台を透かし彫りにしよう!とアイデアを思いつき、ピアノ技術者仲アトリエピアノピアさんに相談したところ、快く引き受けてくれました。(今回は復興支援ということで特別に引き受けてくれました)

まずは、響板に貼った教会のステンドグラスをモチーフにデザインを考えることにしました。(写真は響板に貼った時の画像)

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ステンドグラスの文字デザインをしていただいた翻訳家の槇山さんに連絡。譜面台のデザインをいろいろ一緒に考えましたが、譜面台にするには黒い部分が多くなってしまい、重い雰囲気になってしまったり、透かし部分が多いと譜面台としての強度が保たれない…。

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デザインに悪戦苦闘。槇山さんが途中まで考えてくれた、音楽と鳩をベースに、思い切って工房全員でデザインを考えなおすことにしました。音楽、鳩、花…。みんなの中で決まったモチーフ。それを上手く生かすデザインがなかなか決まらず。

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そんな中、具体性のあるデザインを考えたのが、気仙沼出身の斉藤さん。海沿い出身ならではのアイデアがありました。そこから試行錯誤とダメ出しの連続。

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花はハマユリ。(この時工房他3人はハマユリの存在を初めて知りました)ハマユリは釜石市のシンボルの花でもあります。そしてホタテ、イカリ。海ならではです。そして五線譜の音は釜石教会の牧師さんが作詩したこのピアノの為の曲『おかえりなさい』の最後の歌詞、歌が生まれる~♪の音符を盛り込みました。(下は最終イメージ図)

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デザインを煮詰めて、アトリエピアノピアさんに加工できるか…。大阪と埼玉で電話やメールで何回か相談にのってもらいました。最終的に細かい部分など丁寧に修正していただき、形にしてもらいました。

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ピアノと同時に譜面台も納めたいと思っていましたが、長く使われる事を第一に、じっくりアイデアを練って良かったと思ってます。強度もデザインもクリアでき、世界で1つしかない譜面台となりました。
7月のテレビ放映前、現地の調律師の高橋陽子さんに取り付けてもらい、ようやく形になりました。

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思い返せばたくさんの方々の協力があって、このピアノの修理が出来たのだと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。長く釜石の皆さんに使って頂けたらと思い、始めた譜面台プロジェクト。形になって良かったです。

新生釜石教会、メンテナンス。

6/5日の新生釜石教会でのお披露目コンサートから、四ヶ月以上。

その後、新聞やテレビで取り上げていただき、地元の方々に使っていただいているとのこと。ピアノが活躍されている様で嬉しいかぎりです。

 

半年も経過してないですが、ピアノの状態確認とメンテナンスに釜石へ。

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KIMG4200本体に錆や割れなどは見当たりませんでした。今のところ、良い状態です。引続きこの状態だといいですね。

次は中身のチェック。1ヶ所、鍵盤の軸になっているピンが曇っている状態でした。

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それほど錆が深くなく、すぐに落とせましたが、要注意です。

錆の予防の為に防錆紙を貼りました。

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次回にどの程度効果があったのか、再チェックが必要です。

午後も引続き調整作業です。長く楽しんでいただける様に、しっかりメンテナンスをやっていきます。

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Elington 、磨き

今週は秋晴れの日が多く、工房の窓からスッキリとした青空が見えてました。

ピアノの作業、Elington の磨き作業に入りました。

まずは鍵盤の動きに関わる、ピンの磨き。

 

磨いてないものと、磨いた後のもの。一目瞭然です。ピンを磨くことで、鍵盤がスムーズに動くようになります。

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ピンの交換も考えたのですが、土台になっている木材が弱っており、ピン交換をすると不具合が起きる可能性があった為、今回は磨くことにしました。
磨く時は一本ずつ、手で磨きます。

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KIMG4159鍵盤1つに対しピンは2本。根気のいる作業が続きます。
本体の外装も磨きます。ペンキの様なものが小さな点でありました。

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汚れなどを取った後、磨きあげます。

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パーツごとに磨き、その後、組立て磨き残しなどがないか確認をします。

スッキリ外装が綺麗に仕上がったら、中身も組立てタッチや音の調整に入ります。

Elington 、弦の交換。

​すっかり秋ですね。

涼しくなり、工房作業も進みます。

Elington U -300、も着々と作業が進んでいます。

今週は弦の交換。ピアノを寝かし、まずは古い弦を全て外します。

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弦がない状態にし、普段手の届かない響板などのお掃除をします。今回は響板も割れがなく、とても綺麗な状態でした。

その後、新しい弦を張ります。

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なかなかの力仕事。

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弦も新しくなり、これからどのような音が出るのか楽しみです。