今日はクリスマスイブですね。
工房には新生釜石教会から素敵なプレゼントが届きました。
2011年3月11日の東日本大震災で新生釜石教会は津波の被害にあい、教会のピアノも被害にあいました。
ピアノは逆さまで泥に埋まり、たくさんのいすの下敷きになってしまいました。
そんな状態から、ピアノを起こし、泥を洗い流し、そこから修復は始まりました。
(ボランティアの皆さんとピアノを解体している様子)
(工房にピアノが運ばれ、解体した様子)
詳しくは修復時のブログをご覧ください↓
2015年
12月 修復開始
2016年
1月 汚れ落とし、響板ニス剥がし
2月 メッキ塗装、駒修理開始
3月 ピン板修理、駒修理
4月 岩手版朝日新聞記事、鉄骨修理、駒修理
5月 駒修理、響板修理、張弦、アクション修理(修理も終盤です)
6月 釜石出庫前日、釜石での調整作業
その後も、新生釜石教会に何度かピアノを観にいっています。
ピアノが使われていることがとても嬉しいです。しかも、ピアノの絵本にまでなって、本当にこのピアノはたくさんの人の協力と支えによって修復され、今でも大切にされていることを感じ、とても幸せな気持ちになりました。
by真帆
~ピアノのピッピーと黒い波~
釜石市を襲った津波で教会のピアノが壊れました。ピアノは逆さまで泥に埋まり、たくさんのいすの下敷きになってしまいました。教会はそれを捨てるのではなく、費用や時間が掛かっても直そうと決めました。2011年の東日本大震災でのできごとに基づいた『ピアノのピッピーと黒い波』は、神が壊れたこの世界を捨てるのではなく、犠牲を払ってでも改新するという大きな物語の象徴です。小さい子どもから大人まで楽しんでいただける物語です。(Amazon紹介文より)
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