10月上旬、釜石市にあったピアノがようやく工房に届いた。
新生釜石教会の津波被害にあったピアノだ。
写真では見えないが、海と錆の混じった匂いがする。外装にヒビも入ってきており、海に漬かると被害は大きい。
2011年春に釜石へ行き、一度解体、掃除をした。
現地ではボランティアの皆さんや釜石の調律師の高橋陽子さんにも手伝っていただき、電気や水道が自由に使えない状態の中、作業をした。
その時のブログはこちら↓
http://plaza.rakuten.co.jp/19790801/diary/201105300000/
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弦をはずし、掃除をして、錆びる可能性がある所は錆びか進まないように、油分を塗っておいた。
精一杯作業をしたが、時間内にできたのはここまで。
4年ぶりの今年の6月に釜石へ行き、ピアノの再確認。
牧師の柳谷さんと初対面。陽子ちゃんも遠くから駆けつけてくれた。
その時のブログはこちら↓
http://saitama-piano.main.jp/?p=529
9月下旬、牧師の柳谷さんにさいたまの工房に来ていただいた。
まだピアノが到着してなかったので、工房だけ見て、お話をした。
ピアノの出来上がりを楽しみにしていらっしゃった。
お話しできて元気を充電。(気合いも入った!!)
震災から四年半以上経ったが、ピアノの修復はこれから。
工房に来たピアノ、これからどのようになるのか、作業を慎重にすすめていこうと思う。