釜石 津波ピアノ、鉄骨ネジ

新生釜石教会の修理の続きです。

解体作業から。

4年前の震災後に一度現地で解体し、錆びて解体がしにくくなってしまわないように、ネジに油を塗布しておきました。

今年、2度目に現地に伺った時に、ネジを閉め直しておきました。釜石から埼玉からまでの運送中に重たい鉄骨が外れてしまわない為です。安全性を考えました。

さっそく工房で、鉄骨ネジを外そうとした所、3分の1が折れてしましました。

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他のメーカーに比べ、少し細い鉄骨ネジだったというのもあります。

他のメーカーでも錆びて取れなくなることは良くあることですが、ここまではありません。

また折れていないネジも、回す時に折れそうになったりしました。

心は折れないように、引続き作業していきます。

Eastein B型 弦を張ってます。

Eastein B型の修理の続きです。
本体の作業も後半戦。

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力が入ります。

中音域の弦の張り方に特徴がありました。ループ弦と1本がけのセットになってました。弦の張り方はメーカーによって様々ですが、あまり見かけないタイプでした。

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他にもチューニングピンが埋まっている板(ピン板)に真鍮板のプレートのカバーがあったり、色々な工夫がされてます。

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早く音が聞けるのが楽しみです。