KAWAI KU2 工房出発

8月に入りました。
蝉の大合唱が響く季節ですね。
先週に引き続き、涼しく過ごしやすい1週間でした。

工房ではKAWAI、アップライト、モデルKU2の修理が終わりました。

修理の最終調整では整音作業をして全体の音色を整えました。
音色のバランスを見ながら、慎重に針を刺して調整していきます。

DSC_0741

そして修理の全行程が終了し、お客様の元へ戻って行きます。

DSC_0757

このKU2は修理前も温かみのある優しい音色をしていましたが、修理をしたことでよりしっかりと芯のある響きを得られたと思います。
新たな人生を歩み出したかのように、姿が堂々としているようにも感じました。
これからも楽しく演奏していただけると嬉しいです。

by 志乃

PLEYEL 3bis 録音会

5月中旬、爽やかな季節になってきましたね。

今日はPLEYEL 3bis です。
作曲家の三島元樹さん、演奏家の筒井一貴さんが演奏をしに工房に来ていただきました。

KIMG4648

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三島さんは映画や映像Webなどの楽曲提供などをされている作曲家で、精力的に活動されています。

写真はアルバム『flower drips』

DSC_0001

以前、何曲かご自身の作曲した作品をピアノで演奏しているのを聴かせていただく機会があり、とても強く温かい音でした。
筒井さんのコンサートで知り合い、PLEYELにご興味があるということだったので、是非一度ゆっくり弾いて頂きたいと思い、こちらから声をかけました。

工房では少し雑談をした後、三島さんの作曲されたアルバム『flower drips』より何曲か弾いていただき、その中の”ほしぞらのゆりかご”を録音していただきました。その様子はこちらから。

ほしぞらのゆりかご

温かみのある響きで、三島さんの世界観がとても素直に表現されていて、演奏を聴きながら三島さんの世界観に引き込まれました。

新しくミニアルバム『IIE311』も配信されたようです。是非聴いてみてください。

続いては演奏家の筒井一貴さん。
工房では以前から親しくさせていただており、新生釜石教会の津波被害のピアノ、プレイエルのピアニーノ、ベヒシュタインなどの演奏も録音していただきました。
筒井さんはピアノをはじめ、クラヴィコード、チェンバロ、オルガンなどの鍵盤楽器全般を弾きこなす、数少ない演奏家の一人です。
楽器への造詣も深く、鍵盤楽器だけにとどまらず、管楽器なども詳しく、いつも楽しいお話で会話も盛り上がります。
私たちにとって、ピアノ以外の楽器からの考えを持っている演奏家とのコミュニケーションはいつも新しいインスピレーションを与えてもらえます。

1493377497060

 

 

 

 

 

 

今回はエリックサティーを演奏していただきました。
動画はこちら

他にも何曲か演奏していただいたようなのでお楽しみに!

1911年のプレイエル、3bis、ご興味がある方は是非弾きに来てみてください。

KAWAI KU2、弦交換。

ゴールデンウィークに入りました。皆様、どこかにお出かけでしょうか?

工房の辺りも新緑の季節をむかえています。

 

今週もKAWAI、KU2の修理の続きです。

まずは本体の掃除から。弦を外して、響板や駒などをキレイにします。普段お客様宅では手の届かない場所の掃除です。

DSC_0004

続いてはチューニングピン(調律をする際に廻すピン)を支えているピンブッシュという部品を交換します。

DSC_0009

その後、新しい弦に張り替えました。その後弦を引っ張り、張力を上げます。
通常の調律する前に、寝かせたまま弦をはじき、音を聞きながら弦を引っ張りあげます。

DSC_0009

この様にピアノを寝かせた状態で何回か張力を上げます。
ピアノを起こしてからもアクション(ハンマーなどの中身)を取り付けてから何回か調律をします。
弦が伸び切り、安定するまでは時間がかかりますが、新しい弦になると張りのあるフレッシュな響きになります。本体の響きを確認したら、次はアクションの修理に入ります。

2台のピアノ、調整中。

春になりました。工房近くの中学校の桜も満開です。今日の雨で少し散ってしまった様ですが、桜前線は北上をしているでしょう。
DSC_0301

今日の工房は2台のピアノの調整。

まずはYAMAHA、YUA。

DSC_0293

鍵盤の高さを揃えています。

そしてPLEYELの3bis。

DSC_0296

少しずつタッチも揃ってきました。

目、頭、触った感覚など、使えるものをフルに使い調整します。

Mansard出荷と、ヤマハYUSの低音弦交換

Mansard、作業が終わりました。
温かい、高級感のある音にピアノに仕上がりました。

出荷までのわずかな時間、スタッフ全員で演奏して楽しみました。

 

弾いて楽しいピアノに仕上げることは意識していますが、特別な作業をせずに、いいピアノに仕上がるのが理想。今回も順調に仕上がりました。

次に出荷するピアノはヤマハのYUS。

欠点の低音弦の交換を終えました。低音をいい弦に変えると、ピアノの響き全体が変わります。低音弦は響きの「ベース」の要素も担っています。
どのように仕上がるか楽しみです。