工場管理番号 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年

響板上面や鉄骨裏面などから、共通の工場での製造管理番号と思われる数字を見つけた。#55856。 残念ながらこの番号からピアノが完成した年がわかるような資料は持っていないため、製造年は不明のまま。

鉄骨裏の管理番号

管理番号 響板

アクションのセンターレールレンナー製1926年10月21日、鍵盤側面には1926年10月18日とあった。アクションと鍵盤はそれぞれ異なるメーカーに作らせてたが、年月日が非常に近く、ベヒシュタインは当時好評だったことから、在庫期間が短く、部品メーカーから仕入れた材料がすぐにピアノになったと考えられるため、ピアノが完成した年は1926年末~28年と推測した。

製造年月日 アクション

製造年月日 鍵盤

入庫 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年

2020年1月記載

Bechstein L型 推定製造年1926年~28年

CA3A0361

CA3A0370

2013年5月

調律のお客様、M様から、ドイツにあるピアノの修復の相談を受けた。ドイツの技術者に見せたら、ピン板の割れ、響板の割れなどがあると報告を受け、私に写真やそのほかの詳細などを、メールで克明にお伝えしてくださった。

おおよその修復費をお伝えし、修復することが決まった。

2013年11月19日 ベヒシュタインL型入庫、開梱、試弾

M様立ち合いの元、開梱作業を行った。一緒に事前情報と、現状の確認、試弾などもした。艶のない、枯れた音で、何か所か止まらなかったピン板が割れているためか高音部の音程が5度以上低かった。タッチはバラつき、象牙鍵盤表面の状態が悪く、タッチ感すら感じないほどだった

しかし、中音部は明るく透明で且つ濃いベヒシュタイン特有の音があり、復活させる価値を感じた。

など、M様と情報を共有した。