2014年1月 解体作業開始
解体前現状確認を十分した後解体。ピン板は割れ、響板もひびだらけだった。
2013年5月
調律のお客様、M様から、ドイツにあるピアノの修復の相談を受けた。ドイツの技術者に見せたら、ピン板の割れ、響板の割れなどがあると報告を受け、私に写真やそのほかの詳細などを、メールで克明にお伝えしてくださった。
おおよその修復費をお伝えし、修復することが決まった。
2013年11月19日 ベヒシュタインL型入庫、開梱、試弾
M様立ち合いの元、開梱作業を行った。一緒に事前情報と、現状の確認、試弾などもした。艶のない、枯れた音で、何か所か止まらなかった。ピン板が割れているためか、高音部の音程が5度以上低かった。タッチはバラつき、象牙鍵盤表面の状態が悪く、タッチ感すら感じないほどだった。
しかし、中音部は、明るく透明で、且つ濃いベヒシュタイン特有の音があり、復活させる価値を感じた。
など、M様と情報を共有した。