古楽器工房、訪問。

寒くなりました。今週は関東地方でも雪が降りました。11月の積雪は54年ぶりだったようです。この辺りはまだ葉も落ちきっていないので、紅葉もあと少し楽しめそうです。

今週はお客様のご紹介で、八王子にある古楽器製作家、山野辺暁彦さんの工房へ行ってきました。

ピアノが今の形になる以前、ヨーロッパを中心に様々な鍵盤楽器がありました。パイプオルガン、ヴァージナル、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノなどの歴史は古くからある様で、今でもよく弾かれるバッハ、モーツアルトなどの作曲家は、この様な楽器で作曲していました。

山野辺暁彦さんの工房には、たくさんの楽器がある工房で、色々試し弾きさせていただきました。

まずはバージナル。

小さくかわいいらしい外観でしたが、音量は驚くほど大きい楽器でした。とても軽く、一人で持ち運びできそうでした。

次はチェンバロ。


イタリアンと呼ばれる様式の楽器でした。こちらは江戸時代の頃の家屋を解体した際の天井板を響板に使い製作されたそうです。150年以上経った楽器になっていたなんて、江戸時代の頃の人がタイムスリップしたら、さぞかし驚くでしょう。

そしてクラヴィコードも。


この他にもパイプオルガンや、面白い仕組みの足踏みパイプオルガン、などなど色々あり、ゆっくり試し弾きをさせていただきました。古楽器となると難しそうなイメージですが、気軽に色々な楽器を体験させていただきました。

この様な機会を作っていただいたお客様、長々と指弾とお話に付き合っていただいた山野辺さんには本当に感謝です。ありがとうございました。

ピアノだけでなく、他の鍵盤に触れたことで勉強になりました。色々な楽器から改めてピアノを見る良いきっかけとなりました。

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