今年もあと1ヶ月を切りました。師走になり年末年始の話もちらほら出るようになってきて、なんとなく忙しい様子ですが、健康には気をつけたいものです。
今週は友人の技術者さんにお誘いいただき、浜松へ行ってきました。浜松はピアノ造りのメッカ、日本におけるピアノ産業を支えている地域です。様々なピアノパーツ屋さん、ピアノ工具屋さん、修理屋さん、ピアノ塗装屋さんなど、大小様々なピアノメーカーさんがあります。
今回はいつもお世話になっているメーカーさんを中心にご挨拶させていただきました。どちらも突然の訪問でしたが、快く対応していただき、ありがとうございました。
まずはアクションメーカーのトキワ製作所さん。国内で唯一のピアノアクションメーカーです。
私達の工房では新生釜石教会のピアノ修理の時にお世話になりました。品質の良い木材やフェルトについて、時代と共にピアノ産業がどの様に変化していったかなど、様々なお話をさせていただきました。アクションメーカーさんならではの普段聞くことができないことを知り、今後に繋がる考えを得ることができました。。創業60年以上、これからもお世話になります。
続いてはナチュラルピアノさん。
実は別のピアノ屋さんに行く予定で、間違えて訪問したにもかかわらず、なんと工房見学をさせていただくことになりました。こちらはピアノの修理工房でいくつか修理しているピアノを見せていただきました。
まずはミニピアノ。
※どちらも非売品だそうです。
日本のピアノメーカーも、台数は少ないですが、この様な遊び心がある、かわいいピアノを作っていました。楽器としてもきちんとしていて、逆に今の時代にマッチしている気がしました。
そしてイギリスのピアノ
元は黒のピアノだったそうですが、塗装を落としたらキレイな木目が出てきたので、木目のある茶色の塗装にしたそうです。1920年代のピアノだそうですが、見えない所にも良い木材を使っていたのですね。
社長の森重さん、ピアノメーカーでピアノを作った経験のある、今では数少ない職人さんでした。(奥様にもお世話になりました)様々な経験をされた後、こちらのピアノ修理工房を立ち上げられたそうです。全国様々な調律師さんにも慕われているベテラン技術者さんでした。色々なアドバイスを受け、勉強になりました。これからもお元気で活躍していただきたいです。(下は工房内写真)
浜松訪問記、後半はまた後日書きます。