作業机づくり。

今年から工房のレイアウトを見直すことをやってます。2006年11月から工房をはじめ、今度の11月で9年目になります。
始めたばかりの時に作った作業台も、数年前から天板が反ってきて限界になりました。(業台にどのようなことが必要か、作った当初は構造についてそれほど考えてませんでした。)

4~5年前から良い作業台が欲しいと思ってはいたが、ゼロから作るには時間が掛かりすぎる。ドイツから木工作業台(Hobelnbank)を輸入するにはコストもかかるし、場所も取る…。堂々巡りで良い案がなかなか出なかったのですが、今年の2月に関西の工房におじゃまして、それぞれの工房にたくさんの工夫がされていて、良いヒントを得られることができました。

さて机づくり。下の土台となる引き出しは、IKEA で購入し工房で組み立て。しっかりしているし、天板を面で支えるので安心感があります。反りも少くなるでしょう。天板はインターネットで購入。オーダーの時に木材の選択、サイズを切り出してくれるので、工房にぴったり収まるサイズに切ってもらいました。ちなみに天板のサイズはフルコンサートグランドとほぼ同じでした。

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作業台優先に考えて、収納性を二の次と思っていたのですが、結果たくさん収納ができるようになりました。整理整頓も進み、スッキリできました。9年の間に工具も部品も増えてたことに気がつき、いらない物も処分しリサイクルです。

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ラベルを貼り、物の定位置が決まったので、また明日からはピアノの作業です。

外装塗装、納品 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年 

外装塗装は、他の業者にお願いした。

15 ピアノ塗装

延べ7か月に及ぶ作業が終わり、張りのある、ベヒシュタインらしい透明で且つ濃い音色が蘇り、低音~高音にかけてのバランスも改善され、響きが豊かに蘇った。 以後、新しい塗装によって、口棒が反り、鍵盤木口がひっかかるトラブルがあったが、微調整で済んだ。2020年現在も、ベヒシュタインを楽しんでくださっている。

納入後

鍵盤修理 ベヒシュタイン L型 推定製造年1926年~28年

鍵盤修理

象牙の半分以上がはがれ、一部はひびが入っていた。以前使っていたピアニストがロシアの大家とあり、出来るだけそのまま使いたいとのことだった。一枚一枚歪みを丁寧にとり、接着しなおした。あまりにひどく割れてしまっている数キーだけは、中古を使った。

1-1 白鍵盤上面

1-3 黒鍵盤側面

2-2 接着剤除去後

2-4 鉛表面平出し

2-5 鍵盤修復後