釜石、津波被害のピアノ修理、今週はの駒修理です。
昨年、津波被害のピアノ修理の経験されているクラヴィアハウスの松木さんに大きな作業をする前に相談しました。(お忙しい中、遠方から工房まで来ていただきました)
色々お話する中で、木材と金属が接するパーツ、特に弦の直接あたる木材は塩分が深く染みており、駒のピンやチューニングピン(調律の時に回すピン)は新しい物に替えただけでは再び錆びてくる可能性があると聞きました。
厄介なことにピンだけではなく、新しい弦まで錆びてくるとのことでした。
さて、先ずは駒ピンを駒から抜く作業。古いピンは錆び錆びです。
修理を勉強しに工房に来ているSさん、ピン板(その様子は後日ブログにて)の修理見学に来ていた友人にも手伝ってもらいました。想像以上にピンが錆びており、3人で約2日間、抜くだけでを力を使い果たしました。(Tさんから連絡あり、その日は美味しくビールを飲めたとのこと!)
錆びついて抜けないものは木材ごとドリルを使い、ピンを取ります。
これから駒の上面の木材を交換する予定です。また短い駒は剥がれてきていたので一部交換です。
まだまだ作業は続きます。