新生釜石教会、津波被害のピアノ修理。
工房から釜石へ。
出荷前日に、はじめて音楽を奏でたピアノ。
中身は弾ける状態でしたが、外装を全て取り付けをしたのは出荷当日の朝。
以前にそれぞれの外装パーツを工房のみんなで磨いており、組み立てました。
、
津波で傷がついたり、外装にヒビが入ってしまったものはあえてそのまま。(楽器として楽しく弾くことには問題ありません)
艶もキレイによみがえりました。
出荷前日に気仙沼出身の研修生から、「最後に少しピアノを弾いてみたい」とのことでした。色々な思いもあったことでしょう。
出荷直前まで作業していたので、ゆっくり弾かせてあげることができませんでした。
本当に少しの時間でしたが、工房のご近所のお爺ちゃんも来て、ピアノの音色を楽しんでいたようです。
運送屋の仙台ピアノサービスさんがピアノを引き取りにきました。(少し待たせてしまいました。)
そして釜石へ。
出荷直前は色々なハプニングがありましたが、無事に釜石へ届くことを願い、出荷しました。
工房ではそれぞれが皆、できる限りのことをしました。またご協力していただいたり、気にかけていただいた技術者の方々、津波被害のピアノ修理の経験のあるクラビアハウスさん、メッキ屋さん、ロゴデザインをしてくれた槇山さん、ピアニストの筒井さん。
何よりもピアノの修復を諦めないでいてくれた柳谷さん、教会の皆さん。
本当にありがとうございました。
あとは現地で最終調整です。
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