ホルーゲル 鍵盤修理 その2

工房では、ホルーゲルピアノの修理を進めています。

今回はキャプスタンの交換とキーバックレールを交換しました。

キャプスタン 古

 

ホルーゲル鍵盤修理 キャプスタンの修理

キャプスタンは、鍵盤とアクションをつなぐ重要な部分です。

パイロットという部分を回してアクションと鍵盤の間隔を調節します。

キャプスタン 折れ

長年回していないと固まってしまい、回すとワイヤーからポキっと折れてしまいます。

なのでワイヤーから抜いて交換しました。

埋木

鍵盤によっては木が弱くなり、新しいキャプスタンを植えて回してみたときにワイヤーの根本から回ってしまうものもあったため、穴に埋木をして穴を開けなおして再度打ち込み、ワイヤーから回らないか確認しました。

キャプスタン 新

ホルーゲル鍵盤修理  キーバックレールの交換

キーバックレールの交換を行いました。

キーバックレール 古

キーバックレールも虫食いにあっていました。

キーバックレールを剥がしてみると、エンジ色の布で何層にも重なった緑色の布が重なっていました。

今では、布ではなくクロスを使っているものをよく見ます。

キーバックレールに使うクロスの厚さを確認し、カットします。厚いクロスを切るのはなかなか大変です。

キーバックレール 新

貼り付けつ位置を確認し、接着しました。

これで鍵盤関連の修理は完了です。

by真帆

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