断捨離

工房では、今まで修理して交換した古い部品を取って保管していた部品の多くを捨てることにしました。
工房が始まってから14年が経ちますが、たくさんの交換後の部品が倉庫の奥に保管してありました。
今日は夏とは思えないほど涼しい片付け日和でした。倉庫から保管していた全ての交換後の部品を引っ張り出しました。
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交換したピン板と短駒、長駒です。

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スタッフで部品を見て確認し、保管するか処分するか判断していきました。
今まで保管していたのは、修理してきたピアノのオリジナルの質感を覚えておくことや、実際にお客様のピアノで緊急で対応する場合の備えとして保管していました。
というのはきれいごとで、なんとなく捨てられなかったのが本音だそうです。
全て保管しておく必要はないということで、現在は製造されていない部品や、象牙のような貴重な部品は外して保管しておくことにしました

 

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そして、津波を被ったピアノの部品も保管していました。私がこの工房に入るきっかけになったピアノです。
保管していた箱の底に砂が溜まっていて、匂いも残っていました。

 

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このピン板はベヒシュタインのピン板を交換したものです。このピン板は、形が複雑で、難しく、大変苦労したそうです。
ピン板を切り出すときに、刃物が入らなかったので、回りは全てドリルで貫通させ切り出しています。
ピン板の高音部に亀裂が入っており、オリジナルのピン板にも問題がありました。
なので、そのままコピーして作るわけにはいかず、熟慮を経たうえで製作に取り掛かかったそうです。
こんな修理の話を聞いていると、冒険のようなわくわくした気持ちになりました。
まだ全て片付いてはいませんが、分別をして、2/3を捨てる事ができました。
こういうのを断捨離と言うのでしょうかねえ。

これから取っておく部品の分別に入ります。

by真帆

 

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