2月まで工房で修復していたホルーゲルの外装塗装が完了しました。
外装塗装をお願いしていたジャパンピアノサービスさんにお願いしました。
コロナウイルスの影響で、稼働人数を減らしての営業ということで、担当していただいたスタッフの方が一人で一台仕上げたそうです。
(塗装前)
(塗装後)
綺麗に仕上げていただきました。
近くで見ると塗装したてのうるっとした質感で、新品のようでした。
塗装をし直すために表面を剥離したとき、外装の木が一枚板だったそうです。
今では、合板が使われていたりします。
外装塗装をお願いしたジャパンピアノサービスさんの展示スペースをお借りして、2日間出荷調整を行いました。
パネルを慎重に外し、ピアノの内部を点検します。
塗装前にも調整はしていますが、塗装し直すことで、本体の状態も変わってきます。
鍵盤を弾いてみると、鍵盤のブッシングクロスも膨らみ、鍵盤の動きが重くなっていました。
鍵盤のブッシングクロスの調整をして、アクションのスティックがないか確認します。
動きが良くなると、鍵盤が軽くなったように感じます。
ハンマーの3弦当たりが悪かったり、走りや傾きにより音量や音質がバラバラになるので、弦にしっかり当たるように修正します。
一日目はこんな感じで、あっという間に終わってしまいました。
二日目は、整調作業をして、調律をして、整音(針刺し)をして仕上げていきました。
弦を張り替えたため、低音弦のピッチが下がっていました。
調律をしていると、音のバラツキも無くなり、はっきりした音になりました。
弦は交換しましたが、ハンマーを今回変えていないので、昔懐かしの明るく暖かい音になりました。
音量のバランスがよく、最高音まで鳴る楽器です。
ホルーゲルピアノはお見積もりをしてから約一年が過ぎました。
ようやく、お客様のお宅にお返しできます。ピアノを搬入するまで、お客様に喜んでいただけるかドキドキです。
by真帆
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