工房では、お客様お預かりの修理が入ったため、YAMAHA G3Eの修理は一旦お休みしていましたが、お預かりの修理の合間が出来たので、この間にG3Eの修理を進めました。
ピン磨き
バランスピンは根元がサビつき、磨くと細くなってしまうため、ピンごと交換していましたが、フロントピンは、交換せずに磨いて使えそうだったので、交換せずに磨きました。
地道な作業ですが、綺麗に磨けると達成感があって、好きな作業の一つになっています(^^♪
磨き前
磨き後
レギュレチングボタンのクロス交換
ウィペンについている小ジャックが当たる部分のクロスです。たくさん弾かれていると摩耗が進みます。
クロスを触ってみると当たっていたところが陥没していました。
交換する前に、新しく貼るクロスを作ります。
丸い皮切りポンチでクロスを打ち抜いて88個作って、接着していきます。
一枚に付き4回ハンマーで打つので、370回くらい大きいハンマーで叩くので、いい筋トレになります。(次の日に右腕が筋肉痛になりました)
ジャックの黒鉛塗りなおし
黒鉛が剥がれていたので、1000番~2000番のペーパーで表面を研いで黒鉛を塗りなおし、磨いて、黒鉛が薄い所はさらに塗り重ねて磨きました。
黒鉛がしっかり塗られているところは艶がでます。ローラーとサポートが当たる部分なので、黒鉛の磨き残しがないようにしっかり磨きました。
前
後
また一旦G3Eの修理から新たに、お客様のお預かり修理のピアノに入ります。
by真帆
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