工房では、HORUGELのピン板製作をしています。
ピン板製作
オリジナルのピン板は縦に割れており、チューニングピンの穴も製造時に調整が必要だったようで、埋木が入っているところがありました。
なので、ピン板は新しい板に交換することになりました。
ピン板の材料をJAHNから取り寄せてました。二台分のサイズなので、一人で持つことが出来ないくらい重いです。
(下の写真の奥側がお取り寄せしたピン板の材料、手前はオリジナルのピン板)
板の大きさを決めて、テーブルソーでカットしていきます。この作業は三人で行いました。板を真っすぐ切る事に集中し、けがや事故が起きないように気を付けながら作業しました。板は厚くて堅いので、準備から切り終わるまで大変でした。
板の大きさを加工した後は、次に電気カンナで厚さを加工していきます。
一度に削れる厚さは限られてるので、何度も電気カンナを通して、板の厚さを測ることを繰り返し、目指す数値に近づけていきます。
ここからピン板合わせは朋子さんが進めていきます。
板がオリジナルのピン板と同じ大きさになり、やっと一人で持てるくらいになりました。それでもまだ重いです。
ピン板と鉄骨が接する面を合わせる作業に入りますが、その前に、鉄骨の表面が荒れていたので、サンダーでサッと整えました。
鉄骨にベンガラ(赤い顔料)を塗って、ピン板と付いているかどうかをわかるようにしています。
板にベンガラが着いたところを削って、鉄骨とピン板がピッタリ合うようにしていました。
ピン板を削って鉄骨と合わせるため、時間のかかる仕事です。ピン板は重く、作業も同じ姿勢で、神経も使うので休憩を取りながら行っていました。
この続きは追々書くつもりです。HORUGELの修理は着々と進んでいます。
by真帆
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