工房では、HORUGELの響板製作を行っています。
オリジナルの響板
響板は板同士の接着が剥がれているので、響板の裏の響棒を取った際にバラバラになりました。
木の質感もボサボサしていて、いい状態ではありませんでした。
新しい響板
響板は音にかかわる重要な部分なので、新しく作り変えることになりました。この作業は孝則さんが進めています。
響板の材料はJAHNから取り寄せました。
新しい響板は見た目も美しいですが、手触りもしっとりしていていい材質です。
響板の厚さは1㎝です。響板を持ち上げてみると、重さは軽く、程よくしなります。
因みに、響板製作の為に広い机を製作しました。
響板整形
オリジナルの響板の厚さを測って、図にしました。響板の厚い部分は高音部の駒のあたりです。高音部の駒から低音部にかけて徐々に薄くなっています。ただ想像以上にデコボコしていまいた。
(新しい響板のイメージ図)
オリジナルの数値を参考に、響板の厚さの設計図を書きました。とりあえず、この厚さを目指して作業を進めていきます。削って確認して、また削ってを繰り返すので、時間も気力も必要な仕事です。
電気カンナで厚さを大まかに削っていきます。試行錯誤しながらの作業です。
この続きは追々書きます。
HORUGELの修理は、ピン板製作と響板製作ともに着々と進んでいます。
by真帆
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