Victor model 101、本体の修理は終わりました。ピアノが寝ていた状態から起こし、今度はアクション部品の修理と、組み立て作業に入ります。
本体が起きると終わりに近づいた感じがしますが、アクションの中身は部品数が多いので、地味ですが意外と時間がかかりますが、地道に作業を進めていきます。
音が出るまでもう少しです。→続きはこちら
Victor model 101、本体の修理は終わりました。ピアノが寝ていた状態から起こし、今度はアクション部品の修理と、組み立て作業に入ります。
本体が起きると終わりに近づいた感じがしますが、アクションの中身は部品数が多いので、地味ですが意外と時間がかかりますが、地道に作業を進めていきます。
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夏の終わりに北軽井沢にある、ピアノバルロンジャパンの和田明子さんのアトリエに行ってきました。
明子とは10年ほど前にパリでお世話になって以来、仲良くさせていただいています。近年はお会いできることが少なくなってしまっているが、年に2回は近況報告をしあえる、大切な技術者の仲間です。
フランスに10年住み、フランスのピアノについての造形が深く、お話をしているとあっという間に時間が経ってしまいます。
今回はフェルトハンマーを発明したことで有名な1844年製造のPAPEのピアノ(調整中)、修理ご依頼品のアップライトピアノ(調整中)、PLEYELのスクウェアピアノ(修復中)、PLEYEL アップライトピアノnodel P(修復中)、を見させていただきました。
パペのコンソールピアノ(PAPE , 1844年製造)
プレイエルのスクウェアピアノ(PLEYEL,1843年製造)
それぞれ個性が違う、歴史あるピアノを触らせていただけることは貴重な体験でした。とても刺激になりました。仕上がった頃にまた伺うことができたらと思っています。
Victor の修理も半ばに入りました。
夏も後半のはずですが、今年は涼しくて修理がはかどります。
さて修理の進行は…弦も張り終わり、アクション部品の交換もほぼ終わり。ここから組み立て、調整です。本体に合わせ、どのようにアクションをマッチングできるか。全体のバランスを考えて作業を進めて行きます。
出来上がりまで、あと半分。
どんな音に仕上がるか、楽しみです。→続きはこちら
Victorピアノの修復。
作業しながらVictorのロゴがかわいいくて、つい目に留まる。
このVictorの犬、名前はニッパー。
1884年、イギリス生まれ。いつも客の脚を噛もうとするのでこの名がついた。
1887年、飼い主のマークさんが亡くなってしまい、弟で画家のフランシスさんがニッパーを引き取ることに。
1889年、その後フランシスさんが、亡き飼い主のマークさんの声が聞こえる蓄音機を不思議そうに覗き込むニッパーの絵を描いた。
1900年、円盤式蓄音機の発明者がその絵に感動し『米国ビクタートーキングマシーン』の商標登録された。
Victor犬、ただかわいいだけでなく、こんなエピソードがあるなんて思いもよらなかった。
さてピアノの作業はというと順調に進んでいて、今日は中身(センターピン)の部品交換。
今日ではどのピアノにもある、センターピンシステムは、色々考えさせられることが多い。
地道な作業だが慎重に作業を進めている。→続きはこちら
7月13~21日までアメリカ、コロラド州デンバーに研修に行った。
南国ピアノ芸術の関さんと我々2人、3人の旅行となった。
現地ではレンタカーを借り、ホテルとコンベンション会場の往復。途中時間のある時に観光もした。
デンバーは標高も高く、とても乾燥していた。
今回はテストを受けに行ったのと、少しではあるが今までやってきた技術の発表をさせていただいた。
詳しくは南国ピアノ芸術の関さんがブログに書いてくれている。
↓
サポートしていただいたPTGのスタッフの方々、試験官の方々、そして南国ピアノ芸術の関さんには本当に感謝している。
せっかくなので観光に行った先のことも少し。
ボルダー(Boulder)、デンバーの北西40km (25マイル) に位置している。標高5,430フィート(1,655m)にあり、陸上選手などが高地トレーニングを行うことで知られている。金メダリスト、高橋尚子選手もトレーニングを行っていた所。少し小走りをしただけでも息があがる。あいにく雨だったが、雄大な岩山を見る事ができた。
そして後半に行ったGeorgetown。コロラド州の州都デンバーの西方4,50キロにある。
ゴールドラッシュの時に栄えた町だそうで、蒸気機関車も走っていた。
その後ロスへ移動。
デンバーとは様子も大分違い、南国のような陽気だった。
ディズニーランド 60周年だった。
裏のテーマであった野球観戦…は残念ながら雨で中止。午前中はあんなに晴れていたのに、夕方から突然の雨!
またアメリカに行く動機ができたかのようだった。