冬に比べ、日も長くなってきましたが、まだまだ寒い今日この頃。
3月11日。東日本大震災から6年経ちました。
色々な縁があり、新生釜石教会にあった津波をかぶってしまったピアノを半年間の大修理をし、無事(どうにか)去年の6月に納入されました。
使えるパーツは残し(特に響板)、使えないものは交換しました。(交換できるものは全て交換したと思っています)
写真はほんの一部の交換した部品。ほぼ全ての交換部品は保管してあります。
修理は終えてからが大事です。この先のピアノはどの様になっていくのか、経過を観察していきたいと思っています。
津波被害のピアノ修理をきっかけに、海水をかぶってしまったピアノの修理を経験できたこと、釜石の皆さん(新生釜石教会の皆さん、ピアニストの小井土さんのお母さん、宿の『高きん』さん)と知り合えたこと、そして工房に2人のスタッフが今でもいること。私達にとって、大きな財産となりました。
今日はそれぞれの思いもありますが、いつものとおりピアノの修理を続けています。
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