HORUGEL 鍵盤修理2

HORUGELの鍵盤修理を行いました。

前回に引き続き、鍵盤修理について書きます。今回は鍵盤の木部の修理について書きます。

バランスホールの縦のガタ

バランスピンに鍵盤を収めて鍵盤を前後に動かしてみたときに、前後にガタガタ動いてしまうと、ブッシングクロスを交換しても鍵盤のタッチが安定しません。
広がってしまった穴を加工してバランスピンに丁度いい大きさに修理します。

(穴の広がったバランスホール)
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専用の工具で穴の周りを削ります。

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木製のチップをはめて接着し、鍵盤からはみ出ている部分を刃物で削って整形しました。

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木製チップの穴の大きさと厚さを専用の工具で調整していきます。これで鍵盤の前後のガタはなくなりました。

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鍵盤座板後、中の割れ修理

鍵盤座板中の木材の継ぎ目の部分が接着が剥がれ、割れができていました。
バランスブッシングクロスを貼る穴に割れが跨いでしまうと、鍵盤調整が落ち着かなくなってしまいます。

IMG_4566
木部の隙間に接着剤を流し入れ、固定して接着しました。
鍵盤台座後も同じように接着しました。これで、鍵盤木部の修理、クロスの交換は完了です。

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HORUGELの修理は本体の修理に入っていきます。

by真帆

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