釜石、津波被害のピアノ修理 駒修理3

新生釜石教会、津波被害のピアノ修理。

昨日で震災から五年。長かったような短かったような、どちらともいえます。震災の年の五月に釜石の教会でピアノのお掃除に着手。四年半後にはさいたま市に移動し修復開始。5年目の節目、ピアノは工房で修復中。新生釜石教会で再び、このピアノの音色が届けられるように、着々と作業を進めていきます。

さて駒修理の続きです。

先日ノコギリで上面だけをスライスました。ノコギリで切った駒上面はそのままでは凸凹しているので、トリマーという機械である程度平らを出します。

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低音の短い駒も平らを出します。こちらはピアノ本体から外れているので、鉋がけ。写真を撮り忘れてしまいましたが、短い駒の方は、台座木材(下の写真、下から二つ目ね大きい木材)が歪んで剥がれていたのを接着し、平らを出しました。

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まだまだ駒修理続きます。

釜石、津波被害のピアノ修理、駒修理2 

釜石、津波被害のピアノ修理、駒修理の続き。

錆び付いた駒ピンを抜いた後、再び元の位置に駒ピンを打つ為に、透明なシートに位置を書き出し、その後駒上面を切り出しました。

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駒の土台部分は再び使い、上面をスライス。駒は硬い木材で作られている為、切り出しするのに時間がかかりました。

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元の駒ピンの穴は一つ一つ細い木材で埋めました。

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次は上面に新しい木材を接着する作業に入ります。

仕事道具の話

ピアノ修復、色々な道具を使います。

お気に入りの道具を少しご紹介します。

今回はハサミ。

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たまたま目について手に入れたのですが、思ってた以上に切れ味が良く、何年も使っていても切れ味が落ちていない。

フェルトやクロスを切るのに使います。柔らかいものを綺麗にカットできるので、繊細な作業に向いています。裁断をする時に、繊維が細かく切れていく感触があり、思っているようにサクサク切れます。

道具は自分の体の一部に感じられるものがいいですね。

これからも大事に使っていきます。

釜石、津波被害のピアノ修理 メッキ完了

釜石、津波被害のピアノ修理。

先日、錆が進んでしまったパーツをメッキ屋さん(日本電鍍工業さん)へ再メッキをお願いしました。

普段も管楽器のメッキもされており、工場見学をさせていただいた時にも、管楽器のパーツのメッキ加工がされた物がありました。こちらのメッキ屋さんは津波被害の楽器(管楽器)の再メッキも過去に経験されたそうです。

海水に漬かった金属は錆びが深く侵食しており、釜石教会のピアノパーツも例外ではなく進んでいました。

何度かメッキ屋さんと打合せをし、今週ついに再メッキが完了しました。

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同じ金属とは思えないぐらい光り、輝きを取り戻してます。
深く侵食された部分も取り除き、メッキでコーティングされています。
見た目、機能、両方とも復活しました。

再び楽器を組み立て、美しくなったパーツを元の場所で機能させます。

釜石、津波被害のピアノ修理、駒修理

釜石、津波被害のピアノ修理、今週はの駒修理です。

昨年、津波被害のピアノ修理の経験されているクラヴィアハウスの松木さんに大きな作業をする前に相談しました。(お忙しい中、遠方から工房まで来ていただきました)

色々お話する中で、木材と金属が接するパーツ、特に弦の直接あたる木材は塩分が深く染みており、駒のピンやチューニングピン(調律の時に回すピン)は新しい物に替えただけでは再び錆びてくる可能性があると聞きました。
厄介なことにピンだけではなく、新しい弦まで錆びてくるとのことでした。

さて、先ずは駒ピンを駒から抜く作業。古いピンは錆び錆びです。

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修理を勉強しに工房に来ているSさん、ピン板(その様子は後日ブログにて)の修理見学に来ていた友人にも手伝ってもらいました。想像以上にピンが錆びており、3人で約2日間、抜くだけでを力を使い果たしました。(Tさんから連絡あり、その日は美味しくビールを飲めたとのこと!)

錆びついて抜けないものは木材ごとドリルを使い、ピンを取ります。

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これから駒の上面の木材を交換する予定です。また短い駒は剥がれてきていたので一部交換です。

まだまだ作業は続きます。