新生釜石教会、津波被害のピアノ修理。
駒修理の続きです。
本体に鉄骨を仮に入れ、鉄骨の高さに合わせて削り出します。
高さが高すぎても、低すぎても、弦を張った後にピアノ本体に負担がかかってしまいます。
また音にも影響が出てしまうので、削り出しは慎重に作業します。
高さが決まったら、駒ピンをうえる為のあなあけ位置を決めます。位置は元の位置をトレーシングペーパーに写したものを基準に位置だしします。
位置が決まったら、ドリルで穴あけをします。穴あけ角度を研修生の二人にチェックしてもらいながら、作業しました。
穴が決まったら上面を黒鉛で塗ります。駒の上面に弦が張られるので、弦の滑りを良くする為です。白い上面が黒くなりました。
駒修理、あと少し。
まだ続きます。