今週は関東にも台風が近づき雨風が強い日が続きました。
そろそろお盆休みに入る方も多いのではないでしょうか。
暦の上では立秋。実際はまだまだ夏の風景が続いていきますね。
工房ではYAMAHA、アップライト、モデルU5の鉄骨修理をしました。
鉄骨は鋳物で弦の張力を支える大切な役割があります。
まず、ピアノを解体した時にピアノ本体から引き上げた鉄骨を作業台に乗せます。
かなりの重量があり、ピアノ本体分の大きさがあるので慎重に扱います。鉄骨がもし倒れてきたら怪我をしてしまいます。
作業はまず、鉄骨のバリ(角などにできるトゲトゲした出っ張り)をグラインダーできれいに落していきます。
グラインダーから火花が飛び散る中、バリが削ぎ落とされ見た目も良くなり手触りもつるっとしました。また、バリを取ることで、音色に好影響が期待できるかもしれません。
その後、鉄骨表面が汚れているため掃除をして汚れをふき取り、金色の塗料で裏側の塗装を補修しました。
かなり蒸し暑い日の作業となりましたが、無事に終える事ができました。
by 志乃
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