YAMAHA U1D 外装磨き

今週は一段と冷え込みが厳しくなりました。体も冷えますね。
手が冷えていると作業にも支障が出るため、毎朝足湯ならぬ手湯をして温めています。

工房では、YAMAHA、モデルU1Dの外装磨きをしました。

修理を開始した最初の段階に、掃除も兼ねて全体の汚れは拭き取っておきました。今回の作業ではバフで丁寧に磨いていきます。

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磨く前、もやっとしたくもりが外装全体を覆っていましたが、
磨いていくうちに段々とくもりも取れていき、まるで鏡のようにピカピカになっていきます。バフを使って磨くことは体力も大変消耗します。

最後は手磨きで仕上げました。黒色の発色も濃くなり、手触りもなめらかになりました。

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そして外装の金属部分、蝶番も磨きました。磨き前はサビがびっしりと付着していました。

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外装の黒色がいくらキレイになっても蝶番がこのままでは残念です。

今回はまず手磨きでサビを落としてからバフで磨いて仕上げました。
サビを落とすことは簡単ではありませんが、どんどんサビが落ちてなくなっていく様は、作業をしていて楽しい瞬間のひとつです。

磨いた蝶番は、生まれ変わったように光っています。

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今回のU1Dは長年の経過による汚れなどがピアノ全体を覆っていましたが、キレイにするぞという意気込みで作業に向かいました。結果的にビフォーアフターがはっきりわかる仕上がりになり嬉しいです。

次はアクション調整に入ります。

by志乃

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