ベルトーン 本体部品磨き

今週は厳しい寒さが少し和らぎました。この季節、晴れた日のおひさまは本当に有難く、気分までポカポカします。

工房ではベルトーン、モデルNO50の解体が終わりました。次は本体内部のヒッチピン、駒ピン、サイドベアリングピンの部品を磨きます。

今回のピアノでは、時間の経過と共にピン表面にくもりが見られました。磨くことでつるつるピカピカの状態にしてきれいにします。

こちらは低音弦側にあるサイドベアリングピンを磨いています。

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こちらは駒ピンです。

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奥が磨き前、手前が磨き後です。
ピンとピンとの間が狭く磨きづらいのですが、根気よく丁寧に磨いていきます。徐々に磨いたピンが増えていくのは、なんだかマラソンみたいに少しづつゴールが近づいていく感じがします。
駒ピンを磨いたことで駒上面の黒い部分(黒鉛)が取れてしまったので、磨いた後きれいに塗り直しました。

その他のピンや金属部品も磨き、触るとつるつる、見た目はピカピカに仕上がりました。

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本数も多くとても根気のいる作業ですが、ピン1本1本が光っている様はやはり気持ちが良いです。
そして今度は、このピンに新しい弦が張られていきます。

作業、順調に進んでいます。

by志乃

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