YAMAHA U3 本体修理

4月に入りました。新年度になり、入社式や入学式などで新たなスタートを切る方もいらっしゃると思います。
この季節はとてもフレッシュな心持ちになりますね。

工房では、ヤマハ、モデルU1の修理を進めています。
本体の作業は、まずピアノを寝かせて本体内部の掃除を行いました。

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長年溜まったホコリやゴミを取り除き、とてもスッキリしました。

そして低音弦(巻線)を新しいものに張り替えました。巻線はカシャカシャ、ジーンという雑音が混じった音をしていました。(通称ジン線といいます)
新しい巻線に交換して、音色が豊かに鳴り響くようにします。

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また、鍵盤バランスピンとフロントピンを磨きました。
バランスピンは鍵盤の支点となるピンで、フロントピンは鍵盤手前の位置にあります。ピンがザラついていると鍵盤がスムーズに動かない原因になります。触ってツルツル、見た目ピカピカの状態が好ましいです。
このピアノのピンは、くもりがあり滑らかな触り心地ではありませんでした。工房では毎回、丁寧に1本ずつ磨いていきます。

(バランスピン 左側・磨き前 右側・磨き後)
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磨いた後のピンはやはりキレイです。
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本体の作業が終わりピアノを起こしました。
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張り終えた巻線をはじくと、雑味のない豊かな音色がしました。実際に弾いて音を出すのが楽しみです。次はアクション修理に入ります。

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