工房では、ペトロフP115の鍵盤修理に入りました。
木口交換
オリジナルの鍵盤木口は亀裂が入っていました。
木口 剥がす
木口を工具で剥がしていきますが、木口の面の木を削らないように、樹脂と木の境目を狙って刃を入れていきます。
刃を入れると樹脂の部分がボロボロになって割れてしまいました。
熱で柔らかくしてから、刃を入れる方向も木目方向に入れると綺麗に剥がれました。
木口接着
木口面の下地に新しい樹脂を当てて木部と樹脂の間に隙間がないか確認し、接着します。
木部の面に刃物が入ってしまった場合はパテで補修して平らな面に整えます。
木口 加工
新しい樹脂は、木口のサイズより大きめに作られているため、はみ出ている部分を52鍵を一つずつ鍵盤に沿って整形していきます。
ピアノを弾く人の指が痛くならないように、尖った角を面取りします。
木口交換完了です。
by真帆
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