ヤマハ No.G2A 張弦


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工房では、ヤマハ No.G2Aの修理を進めています。

ピンブッシュ植え込み/穴あけ

ピンブッシュという円筒形の小さい木材を鉄骨に打ち込みます。これは、チューニングピンのトルクを保持を助ける役割があります。

ピン板から鉄骨の厚さ分と同じ高さのピンブッシュを選んで打ち込んで、穴を開けていきます。

因みに、ピンブッシュの高さは0.5mm単位であります。

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張弦

一本一本リズムよく弦を張っていきます。

アグラフがあるので、弦を穴に通し忘れないように注意しました。

体力と集中力のいる仕事なので、ケガやミスをしないように、途中で休憩を取ります。

作業をしていた週末の土曜日は、気温が30℃近くまで暑くなりました。体を動かすのでより汗をかき、体力と集中力を奪われ、最終的には頭が痛くなり、その日は途中からお休みしました。(文末に補足書きあり)

週初めにはすっかり回復し、気持ちを新たで張弦に向かえたので、とてもいいスタートがきれました。

無理をしているときは、まだできると思いがちですが、元気な時と比べると動きが違うと実感します。

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張弦の弦が長くなると一人での張弦作業は、移動が増えて大変です。途中の中音部から低音部を親方にサポートしたもらいました。

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おおきなミスもなく、すべての弦を張り終えました。

ここから、チューニングピンの高さを揃え、コイルを整え、音を上げていきます。

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by真帆

補足
社員が体調を崩していると分かったときは、暑い日でしたので恐らく軽い熱中症程度と推測しました。でも今のこのご時世、コロナも疑いました。公にされている数字や、彼女の行動から換算すれば、その可能性は0.1パーセントも無いわけですが。
同じ空間に2時間ほど一緒にいた自分も感染した可能性も考え(0.1パーセントも可能性がない人に私か感染している可能性は、もっと低いけれど)家に帰って妻や息子に会ってもいいものか、正に「万が一」の可能性を想定しました。
また私が彼女に移した可能性も考えました。現在、お客様宅での調律は結果10分の1に減っていますが、可能性がゼロではありません。

その後彼女からLineで、体力が回復したと連絡をもらいました。ただこれをきっかけに、このまま工房を稼働し続けていいものか、考えるようになりました。ホント、とんでもない「ご時世」ですね。

by 親方

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