工房では、ヤマハ No.G2Aのハンマー交換を行いました。
ハンマー穴あけ
今回のピアノの為に、穴が開いていないハンマーを取り寄せました。、穴の位置をこのピアノにとってベストになるよう、アクション、弦、棚との兼ね合いを考えて、穴あけの位置や角度の寸法を決め、穴を開けていきました。
ファイリング
新しいハンマー、特に今回使うレンナ-製は、表面のフェルトを一皮むかないと、曇った音になってしまいます。フェルトの質感を確認したかったので、一つ一つ手で、きれいで均一な形になるように、ヤスリで削り取りました。
シャンクコロシ
新しいシャンクにハンマーを植えていきますが、その前に、シャンクとハンマー穴が、いい具合に均一にならないと、接着作業が難しくなります。穴がわずかに小さいので、丁度良くなるようにシャンク潰して調節します。
ハンマー植え(低音部)
シャンクをアクションに取り付け、ハンマーを植えていきます。
親方に基準を取ってもらい、作業を見せてもらいました。
接着剤はニカワを使います。ニカワは短時間で固まってしまうため、スピーディーに作業を進めなければなりません。
なので、短時間で行うには、最初にハンマーの位置をいい位置に持っていけるかが作業のキーポイントになりました。ハンマー植えの練習をニカワを付けないでやって、それを親方に観てもらい、それから本番に挑みました。
スピード感と正確さが求められる作業で、緊張感がありました。
中音も一つ一つ確認しながら、進めていこうと思います
by真帆
追伸
大阪のピアノピアの小川さんから手作りマスクが届きました。
鍵盤の柄でとてもかわいいです❣
ピアノピアの職人ヒナゾーさんのお母様の手作りだそうです。
工房スタッフ一同とても嬉しい気持ちになりました。ありがとうございます。
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