MIKI 巻線交換

工房では、MIKIの修理を進めています。

巻線交換

巻線について

オリジナルの低音弦(巻線)は古くなり、音程感が薄く、ビーンという音が強く聞こえてきました。
工房でいつもお願いしているヒロエピアノさんの巻線は、音程感があり、力強く深い低音が特徴で、音も豊か響きます。

本体を寝かせた状態にして、交換作業に入ります。

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張弦前準備

本体に負担をなるべくかけないように、弦の交換は手早く進めていきます。

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弦が外れたら、本体の掃除をします。弦が交差しているところは普段は掃除がしにくいので、弦が外れると掃除がやりやすいです。

張弦

巻線を張っていきます。
ピン板とピンの状態が良かったので、チューニングピンはそのまま使いました。新しい弦は長さを測って切り、コイルを作ってから、チューニングピンに入れていきます。
外でコイルを作るのがちょっと難しく、慣れるまでに時間がかかるところでした。主に孝則さんがメインで作業し、私は8本ほどやってみましたが、最初の2~4本は慣れないので、時間もかかりましたができました。

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音が低くなるにつれて、弦の太さが太くなっていくので、コイルを作ってチューニングピンの穴に入れるのが大変になります。
工具を使いながら、焦らず慎重に行い、無事に巻線交換完了しました。

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新しい巻線は、ピッチが下がってしまう(巻線が伸びて安定するまで時間がかかる)ので、何回か繰り返し調律をしていきます。

by真帆

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